近年『ゆるゆり』『ハナヤマタ』に代表されるような、“ゆるい百合”作品が人気を集めている。ディープなキスシーンやセックスシーンはなく、かわいい女子同士がじゃれ合うなど、あくまで“百合っぽい”描写が特徴だ。『けいおん!』や『魔法少女まどか☆マギカ』といった本来百合ではない作品も、百合として楽しむファンも多い。
その意味で、『思い出のマーニー』もまた、百合ファンが観ても十分満足できる、“百合映画”に仕上がっている。
“ディズニー初のWヒロイン”『アナと雪の女王』と、“Wヒロイン”かぶりしてしまった『思い出のマーニー』。興行収入では敵いそうにないが、“百合度”では『マーニー』が『アナ雪』に圧勝してます。
(田口いなす)
最終更新:2018.10.18 04:30