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うさぎが木っ端みじんに…きゃりー効果でバカ売れ中の本がグロい!?

 むしろこの絵本がおもしろいのは、うさぎが自殺行為に対してアグレッシブすぎる点。あるときはロケットの噴射口で発射を待ちわびたり、あるときは重量挙げをしているマッチョな男の腋に羽根を近づけ、自分の下にバーベルを落下させようと画策したり、ビシッと敬礼する軍人たちの列に混ざり、ただひとり(一匹?)Vサインを裏返すというイギリス式の“Fuck off”を決め、挑発的な態度をとったり……。このうさぎ、発想力という才能の無駄遣いが過ぎるのである。

 絵本を見た『おしゃれイズム』MCのくりーむしちゅー・上田は、「なんでそこまでして死にたいんだコイツ!」とツッコんでいたが、それこそが本書の中毒的な魅力。一目見ただけではよくわからない自殺方法も多いので洞察力をみがくこともできそうだが、何より自殺を考えている人が読めば死ぬことに心を砕く行為そのものが笑えてきて、何気に抑止力になるかもしれない。

 きゃりーはこの絵本について「PVとかもグロテスクなものを取り入れたりするので、こういうところからアイデア(が浮かぶ)というか」と語っていたが、実際、新曲の「きらきらキラー」のPVは死後の世界を描いたダークファンタジー。きゃりーのこうした“カワイイ”だけに傾かないところも人気の秘密なのだろうが、この絵本にも同じ魅力があふれている。

 癒やし系にドロップキックを入れるような、シニカルな笑い──鬱屈とした気分の人は爽快になること間違いなしなので、ぜひ手にとってみてほしい絵本だ。
(サニーうどん)

最終更新:2014.07.10 11:04

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