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【2021年、彼らのやったことを忘れるな!】ワクチン供給停止の元凶・河野太郎が英語版Twitterで“日本のワクチン接種量”を自慢! 海外からツッコミ殺到で世界中の笑い者に

 これは6月21日から鳴り物入りではじまり、河野大臣が「ストップするくらい頑張って」と発破をかけた企業や大学での職域接種でも同様だ。政府が職域接種では家族や取引先、学生や地域住民も含めるよう求めていたというのに、河野大臣は同月22日に「過大な摂取量を申請しているところが散見される」「このまま行くと、余剰ワクチンが相当数発生をする恐れがある」などと発言。そして、同月25日には確保量を申請分が上回ったことから申請を一時休止し、昨日2日には申請されたものの承認がまだ終わっていない分の開始時期について「7月中にはじめるのは非常に難しい」と発表した。この、申請したものの未承認となっているのは800万人分に相当する可能性があるという。

 ようするに、自治体接種にしろ職域接種にしろ、国が確保量・確保時期や重症・感染リスクの高い人への段階的な接種に応じた適切な接種計画を立てず、自治体などの都合も無視して「打てるだけ打て!」と野放図に進めた結果、ワクチン供給が需要に追いつかなくなってしまったのである。

 当然、これらの混乱の責任は菅首相と河野大臣にあるのは言うまでもない。ところが、河野大臣はその責任を重く受け止めるどころか、あっけにとられるような発信をおこなっていた。

 すでに全国の自治体からワクチン供給不足の悲鳴があがっていた6月27日、河野大臣はお得意の英語で発信している自身のTwitterアカウントに、世界のコロナ関連データを集計している「Our World in Data」の「人口100人あたりの1日のワクチン投与量」(7日間平均)の表を貼り付けた上で、こんな投稿をおこなったのだ。

〈Vaccination in Japan. Not bad, isn’t it?〉(日本のワクチン接種。悪くないでしょう?)

 たしかに、現時点を指す部分では日本はトップに立っており、そのすぐ下にドイツ、イタリア、フランスとつづき、かなり下がってヨーロッパ平均、イギリス、世界平均、さらに下がってアメリカとつづいている。だが、あまりに当たり前の話だが、この表で最下位のアメリカや低い水準のイギリスといった国は今年1〜2月の段階から接種をスタートさせており、すでにかなりの量を接種し終えている。対して日本は、それらの国から遅れに遅れて接種をスタートさせ、ここ最近になって急激に右肩上がりとなっている。
 
 ようするに、この表を見てわかることは、日本がいかに接種スタートが遅く、そしていまになってようやくピークにあるということと、ここで挙げられているほとんどの国では日本と比べ物にならない段階から接種が早く進み、すでにピークを超えている、ということだ。にもかかわらず、河野大臣は日本がいまトップにあるということを誇示して、「日本のワクチン接種。悪くないでしょう?」などと得意げに英語で発信したのだ。繰り返すが、かたや全国の自治体から「国からのワクチン供給が足りない!」という悲鳴があがっていた最中に、である。

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