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高須院長のリコール署名偽造関与がさらに濃厚に…女性秘書が書類送検、高須HDで偽造作業、指示を語る供述調書も

高須克弥Twitterより


 愛知県の大村秀章知事に対するリコール運動をめぐる不正署名事件。本サイトでも繰り返し報じている通り、すでに運動団体の田中孝博事務局長が逮捕・送検されているが、今月15日、あらたに運動団体の代表である高須克弥・高須クリニック院長の女性秘書が署名偽造容疑で書類送検されていたことがわかった。

 高須氏の女性秘書をめぐっては、昨年10〜11月、署名に押印のない署名簿に指印したことが今年5月20日に中日新聞の報道で明らかになっていたが、今回の報道で指印だけでなく、署名簿の書き写し作業にも関与していたことがわかったのだ。しかも女性秘書が役員を務める高須クリニックグループの事務や経理を担う関連会社「高須ホールディングス」が組織ぐるみで、偽造作業に関わっていた可能性が浮上している。

 中日新聞の報道によると、昨年10月上旬から下旬にかけて、女性秘書を含む高須ホールディングスの役員や社員数人が、同社が入居するビルの貸し会議室で、愛知県民の氏名や住所が載った名簿を署名用紙に書き写す作業をしたというのだ。また、作業が行われたのは勤務時間中。つまり、送検された秘書個人がたまたまよくわからず協力したという話ではなく、秘書は署名偽造作業においてコアな立場にあり、偽造作業も高須グループぐるみで行われていたということになる。

 当然、高須氏自身の関与も強く疑われるが、複数のメディアが高須氏も知っていたという証言を報じている。

 朝日新聞は〈田中被告のもとで事務局を切り盛りした女性に、高須氏の秘書は、指印を押すようなしぐさをしながら「これに行ってくると(高須氏に)言ってある」「(高須氏も)『それは行ってやらないと』と言った」と話したとされる〉と報じており、さらにこの女性の供述調書は証拠提出されているという。

 地元・東海テレビも、作業の際に女性秘書が「高須先生の許可がなければ、私ここにいられないから」と周囲に話していたという情報を報じている。

 ところが、当の高須氏は、自身の長年の右腕である秘書が送検されたことを受け、複数のメディアに対し「知るわけがない」「関与はない」「指示したわけではない」などとコメント。ツイッターでも〈僕は悪いことはしません。指示もしません。信頼した人がどのような状況になっても見捨てません。僕は逃げません。正々堂々と筋を通して責任をとります〉(11月18日)と自身の関与を否定している。

 しかし、高須氏のこうした「潔白だ」「知らない」発言はそのあと、ことごとく新事実が飛び出して、嘘だったり辻褄が合わないことが次々明らかになっている。

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