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高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行! ソフト作戦の裏に女性差別主義者の顔、夫婦別姓賛成派にデマ攻撃も

 さらに、今年8月26日には自民党内の「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」が総会を開催することになっていたのが、突如、延期になったが、これも高市氏らの圧力によるものだったと言われている。

 じつは、この議員連盟総会では、「旧姓の通称使用の限界とトラブル事例」を当事者から訊く場が設けられることになっており、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」も参加することになっていた。ところが、直前になってコロナの感染拡大を理由に延期すると連絡がきたという。

 しかし、じつはこの予定されていた議員総会の直前、高市氏と中曽根弘文・参院議員の連名の文書が所属議員に配布されていた。

 その内容は、〈夫婦別姓推進派による今次会合開催は、党内の対立を惹起させるとともに、夫婦別姓に極めて前向きな一部野党との対比で、自民党内で政策面でのイデオロギー上の激しい対立があるかのごとく国民の皆さまから誤解されかねず、極めて問題である〉と、会議の開催そのものを非難する文書だった。

 しかも、その直前には、国会議員会館内の自民党議員全員の事務所ポストに複数回、「怪文書」が投函されていたという。その「怪文書」は黄色地に黒字の明朝体で、こう書かれている。

〈新型コロナウイルスの感染拡大が続く国難の今、
選択的夫婦別姓に熱中する自民党国会議員がいる。
国民の意識から、あまりにもかけ離れている。
非常識きわまりない!〉

 さらに別のページでは「選択的夫婦別姓を推進している人たち」として田嶋陽子氏や辻元清美・衆院議員、福島瑞穂・参院議員らの顔写真や発言が並べられ、〈戸籍制度が無くなれば、北朝鮮の工作員が「なりすまし」しやすくなる〉〈夫婦別姓推進の裏に、戸籍みたいな日本の制度とか文化とかを壊したい意図が見えて怖い〉などという吹き出しまで書かれていた。

 怪文書に高市氏が関わっているかどうかはわからないが、少なくとも、総会開催に対する非難の文書に高市氏が名前を連ねているのは事実だ。

 高市氏は、前述したようにその文書で〈自民党内で政策面でのイデオロギー上の激しい対立があるかのごとく国民の皆さまから誤解されかねず〉などと主張しているが、日本会議の機関誌にまで登場して反対を唱えている事実ひとつとっても、選択的夫婦別姓制度を「イデオロギーの問題」にしているのは高市氏ら極右議員だ。

 しかも、その極右イデオロギーに突き動かされて、高市氏は自らデマを流し、一般市民による運動までをも標的にしている。

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