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菅官房長官のトークのポンコツぶりが話題に!「こんなに喋れないのか」「レスポンス悪すぎ」「話し方教室に通え」

「切れ者」どころか、「ポンコツ」「おじいちゃんの井戸端会議」「型落ちのスマホ」「話し方教室に通え」とまで言われているのだ。しかも文面からわかるように、安倍政権に批判的な人だけでなく、安倍応援団らしき人からも「大丈夫か」と菅氏を不安視する声が出ている。

 しかしこれは今に始まったことではない。菅官房長官といえば、その「切れ者」という評判とは裏腹に、以前から一部ではそのトークやスピーチのひどさが指摘されてきた政治家なのだ。とにかく、アドリブがまったく効かず、定型文を喋るだけで、中身が何もない、と。

『news23』でのトークのポンコツぶりについて、菅応援団は番組側が森友・加計問題など、批判的な姿勢を見せたからだなどと反論しているが、そうでははない。この間、菅官房長官は、御用メディアを中心にさまざまなテレビ番組に出演してきたが、説得力のある「生の言葉」らしきものはほとんど聞かれなかった。それどころか、安倍応援団である櫻井よしこに対しても、アベノマスクをなぜつけないのかと問われ、蛇に睨まれた蛙のように媚びへつらった笑みを浮かべながら、「あの暑くて、暑そうで」などと答えるのがやっとだった。

 官房長官会見だって、実際はまともになんて喋れていなかった。アドリブできないから、御用記者から事前に質問を提出させる。想定外の質問や答えにくい質問に対しては、「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」「コメントする立場にない」と、機械的に繰り返してきただけだ(唯一アドリブがきくのは、東京新聞・望月衣塑子記者など下に見ている批判者や対立関係にある者に対して、攻撃を加えるときだけだった)。

 菅官房長官の会見といえば、この「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」と斬って捨てる常套句が「菅話法」「菅官房長官語」ともいわれ話題になったことがある。映画監督の想田和弘氏は、相手がどんな微に至り細を穿つ質問を浴びせても、顔色一つ変えずに断定的否定あるいは事実上の回答拒否を行うこの話法について、一見受け答えしているように見えて、実のところその目的は“コミュニケーションの遮断”であることを喝破していたが(https://lite-ra.com/2015/10/post-1584.html)、実際、あの菅話法は自分のトーク能力の低さをごまかす目的もあったのではないか。

 そう考えると、この間の総裁選で党員投票をやらずに、候補者3人揃っての討論会の機会をできるだけ少なくしようとしているのも、そのことと大きく関係しているのかもしれない。

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