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「#検察庁法改正案に抗議します」の声が止まらない! いきものがかりや大久保佳代子も参加、きゃりーぱみゅぱみゅは安倍応援団の攻撃を一蹴

 しかも、彼らのツイートを見ていると、たんにムーブメントに乗っかっているのでなく、問題の重大性を認識し、本気で危険性を感じとっていることがよくわかる。

 たとえば、小泉今日子は大友良英や村山由佳の改正案批判ツイートをリツイートした上で、繰り返しこの問題をツイートし続けた。

〈もう一度言っておきます! #検察庁法改正案に抗議します〉
〈1.000.000超えました。この目に焼き付けました。おやすみなさい #検察庁法改正案に抗議します〉
〈おはようございます。#検察庁法改正案に抗議します〉

 小泉以外にも多くの著名人がこの問題に関して何度も繰り返しツイートしている。

 また、きゃりーぱみゅぱみゅは〈#検察庁法改正案に抗議します〉とツイートした際、「桜を見る会と検察庁法改正案の相関図」と題された恋愛ドラマの相関図を模したパロディ画像を紹介したのだが、そこには安倍首相や黒川検事長の写真の入った解説チャートとともに「ここまでのあらすじ」として、「森友学園に国の土地を安く売ったり、国のお金を勝手に使って桜を見る会を開いたりしているんじゃないかと疑われていた安倍晋三は、ずっと黒川検事長に守ってもらっていた。これからも逮捕されたくない晋三だったが、黒川の検事長としての定年が近づいていた…」などとも書かれている。きゃりーは完全に問題の本質を理解した上で、このハッシュタグをツイートしていたのだ。

 しかも、きゃりーがすごいのはネトウヨ安倍応援団からの攻撃にも屈しなかったことだ。

 実はいま、声を上げた芸能人や有名人に対して、安倍応援団で右派系オピニオン誌の常連執筆者である政治評論家・加藤清隆氏が批判リプを飛ばしまくっている。俳優の浅野忠信に対して、〈浅野君、こういうデタラメな陰謀論に与せず、役者として全うして下さい。期待してます。〉、きゃりーぱみゅぱみゅには〈歌手やってて、知らないかも知れないけど、検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため。安倍政権の言いなりになるみたいな陰謀論が幅をきかせているけど、内閣が検察庁を直接指揮することなどできません。デタラメな噂に騙されないようにね。歌、頑張って下さい。〉と上から目線の説教ツイートを行なった。

 ところが、きゃりーぱみゅぱみゅはこの典型的なマンスプレイニング的ツイートをこう一蹴したのだ。

〈歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、〉

 この広がりと本気を見ていると、2015年の安保法制のとき以来か、それ以上かという勢いだ。きゃりーぱみゅぱみゅの反撃に象徴されるように、いつものような安倍応援団やネトウヨ・ネトサポの攻撃や嫌がらせでも止まらないほど、このムーブメントは大きなものになっている。

 この無数の声を、安倍政権はこれまでと同じように無視し、強行するのだろうか。明日からの国会でこの問題がどうなるのか。要注目である。

最終更新:2020.05.11 10:30

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