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安倍首相が地元でも「桜を見る会前夜祭」と同じ有権者買収か! プーチンも招いた大谷山荘でビール飲み放題料理付3000円のパーティ

 また、久兵衛の寿司がふるまわれていたのではないかと指摘していた立憲民主党の石川大我議員も〈ホテルニューオータニ東京の宴会でのすし提供がホテル内の「銀座 久兵衛」であることは、私のパーティーの見積を依頼した際、ホテル側から当方の事務所が説明を受けたもの〉と述べている(産経新聞ニュース2019年11月19日付)。

 そもそも、「銀座久兵衛」はオバマ大統領が訪れた銀座の本店のほか、ホテルニューオータニの本館とガーデンタワーの2カ所に「銀座久兵衛」の支店を出店している。前述したように、銀座本店の主人が「うちの寿司は出していない。過去何年も調べたが、出ていなかった」とコメントしているが、それは銀座本店のケータリングの話であって、支店であるニューオータニの2店舗が含まれていない可能性もあるのではないか。

 また、仮に「久兵衛の寿司」が出ていなかったとしても、安い会費で有権者を接待していたという問題の本質が変わるわけではまったくない。

 そう考えると、御用メディアの産経や安倍応援団、ネトウヨたちが必死に広めた「久兵衛の寿司は出ていなかった」「野党のデマ」という攻撃こそ、問題を矮小化するためのフェイクと言うべきではないのか。

 だいたい、もしそれがデマだと言うなら、安倍首相が「前夜祭」の明細書を出せば明確になる話だ。ところが、安倍首相は「私がホテルに指示できる関係にはない」だの「(ホテル側は明細書について)公開を前提にしていない、営業上の秘密もあるということ」などと明細書の公開を拒否した上、久兵衛の寿司問題を国会の場で「デマ」認定したのである。

 こんなネトウヨと同じやり口でしか反論できなかったというのは、逆に「前夜祭」が疑惑と不正だらけであることの証明とも言えるだろう。

 しかも、安倍首相の有権者買収疑惑はこの「桜を見る会」前夜祭だけではなかった。

 安倍首相は毎年、新年に墓参りなどで地元・山口入りした際などに、安倍晋三後援会が主催する「新春の集い」という新年会を下関市や長門市など複数の会場で開催しているのだが、長門市の会場である大谷山荘での新年会の会費が「桜を見る会」と同じように「安すぎる」という指摘の声があがっているのだ。

 大谷山荘といえば、2016年12月にプーチン大統領が来日しておこなわれた日露首脳会談の舞台として安倍首相が選んだ地元・山口の老舗高級温泉旅館で、当時はマスコミがこぞって大谷山荘を取り上げ、“安倍首相にもっとも近いジャーナリスト”としてワイドショーに出演していた山口敬之氏も"安倍首相に大谷山荘へ2回連れて行ってもらった""相当仲良くならないと連れて行ってもらえない"などと自慢していた。

 つまり、プーチン大統領を招待するほど安倍首相が贔屓とする高級旅館であるわけだが、本日付の中国新聞デジタルの記事によると、そんな大谷山荘でおこなわれる安倍後援会主催の新年会の会費は、なんと3000円ポッキリだというのである。

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