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党首討論総括…地上波より「ニコ生」の安倍びいきが露骨! 司会の夏野剛・ドワンゴ社長が野党の批判封じ込め

 もっともな反論だが、この志位委員長の発言に対し、夏野氏はこう言い放った。

「なるべく個人攻撃はおやめいただきたい」

 ご覧のとおり、別に志位委員長は「安倍首相はバカ」とか「アホの安倍首相」とか言ったわけではない。「違憲立法を数の暴力で通してきた安倍首相に憲法を論ずる資格はない」と、総理大臣たる安倍首相のこれまでのおこないに対して、ごく常識的な見解を述べただけだ。それを夏野氏は「個人攻撃はやめろ」と言うのである。

 まるで安倍首相が乗り移ってたかのような、夏野氏の発言の数々……。この「個人攻撃」発言といい、「ヤジ」発言といい、これは司会であるはずの夏野氏による独断と偏見に満ち満ちた「レッテル貼り」「印象操作」ではないか。

 しかし、こういう事態になることは、最初からわかっていたことだ。

 そもそも夏野氏は竹中平蔵と同様のバリバリの新自由主義者であり、ことあるごとに安倍政権を応援してきた。実際、加計問題について、ニコニコ生放送の番組で「これはね、僕はねつ造の問題だと思います」「フェイクニュースですよ。朝日新聞のフェイクです」と陰謀論を振りまいたこともあるほどだ。

 また、最近も「年金2000万円報告書」問題について、参院決算委員会で安倍首相を追及した蓮舫議員の記事をリツイートし、〈野党の立場で喜んで攻撃するのはいいが、代替案なければ難癖付けているだけにしか見えない〉と苦言。過去には安倍応援団デマサイトであるアノニマスポストによる野党攻撃の記事のURLを貼り付けた投稿をリツイートしたこともある。

 しかも、じつは今回の「ネット党首討論」の直前には、夏野氏は自民党関係者と酒席をともにしていた。

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