何を後出しジャンケンで偉そうに言ってるのか。堀江は「修正賦課方式」とか「グリーンピア」などをもちだして、「昔の話」にしているが、年金の無駄遣いが発覚したのは、2000年前後のこと。ずっと放置されていたのを、メディアや野党が騒いで、国民が怒ったから、大きな問題になったのだ。
それなのに、堀江はいま起きている批判、国民の怒りについては「いまの政府はめちゃくちゃがんばってる」「文句を言っても仕方ない」などといって、批判を封じ込める。
あのね、グリーンピアは売却されたけど、政府が抜本的な改革をせずに、国民を騙して給付開始年齢引き延ばしや給付削減でごまかそうとしている状況は、いまも同じなのだよ。
しかも、堀江は年金積立金の運用「GPIF」を「めちゃくちゃちゃんとやってる」というが、いま、そのGPIFの危険性が指摘されているのを知らないのか。安倍政権になって、年金積立金をリスクの高い株式投資につぎ込む比率を大幅に増やした結果、積立金が景気の影響を大きく受けるようになった。この数年間は世界的な好況を受けて、運用益を増やしたが、これからは景気悪化で、年金積立金を目減りさせるのではないかという懸念が高まっているのだ。実際、2018年10~12月期には14兆8039億円の赤字を計上した。
さらに、GPIFは総額30兆円以上とも言われる日本株を保有しているため、株式市場に与える影響を考えると、保有株を売って利益確定したくてもそれができないという問題もある。
年金制度はそれこそいまも問題だらけで、「文句」を言い続けなければ、いつ年金破綻がおきてもおかしくないのだ。それを「文句を言っても仕方がない」って、そういう発想がグリーンピアなどの年金無駄遣いを放置した最大の原因じゃないか。
まあ、でも、こんなことをいくら説教しても堀江には馬の耳になんとやら、だろう。
そもそも、堀江は年金のことなんかどうだっていいのだ。10年ほど前、ひろゆきに、「特定のキーワードをツイートするとお金もらえるスポンサー持ってる」とステマをバラされている動画がネットで拡散しているが、この男は、自分のブランド価値が保てて儲かりさえすれば、それでいいのである。