姉の結婚について語った佳子内親王だったが…(宮内庁HPより)
秋篠宮眞子内親王と小室圭氏との婚約問題に、妹の佳子内親王が踏み込んだ発言をし、話題を呼んでいる。佳子内親王はICU(国際基督教大学)卒業にあたって22日、宮内記者会の質問に対して文書コメントを発表したのだが、そのなかで、眞子内親王と小室氏についてこう述べたのだ。
「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」
「結婚においては当人の気持ちが重要」「姉の一個人としての希望がかなう形に」。つまり、結婚は個人のもの、という近代社会においてごく当たり前の結婚観を表明したうえで、姉である眞子内親王を擁護した。
ところが、この佳子内親王の文書コメントの内容を報じた朝日新聞の記事が、Yahoo!のトピックスになっていたのだが、そのコメント欄に、こんな批判的投稿が相次いだのだ。
〈皇室のような立場のある方々なら、それなりの家柄や経済力のあるお家の方と縁組されるのは当たり前〉
〈真剣に姉の幸せと将来の皇室を想うのなら、破談させるべきでは...〉
〈お相手として全く相応しくないと多くの国民が思っており、大抵の場合その判断が間違っていなかった事を証明する結果になるのですが…〉
〈自由にしたいんなら、皇籍離脱してからすればよろし。皇族の自由のために、私たちは税金を支払っているわけではない〉
まさに“一億総小舅・一億総小姑”状態。しかもこれは、ネット民に限った話ではなく、この間の眞子内親王と小室氏の結婚問題に関する報道にも共通するものだ。
眞子内親王と小室氏の結婚問題をめぐっては、婚約内定発表直後から、母親の男性問題、母親の金銭問題など、真偽不明の様々なバッシング報道がなされてきた。2017年末に小室氏の母と元婚約者男性との“金銭トラブル”が報道され、昨年2月婚約延期が発表された。
昨年11月の誕生会見で秋篠宮が「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、私たちは婚約にあたる『納采の儀』というのを行うことはできません」「結婚したいという気持ちがあるのであれば、それ相応の対応をするべき」とコメントしたあたりから、小室母子バッシングは再燃。
その秋篠宮の言葉を受ける形で、今年1月それまでこの問題について沈黙を通してきた小室氏が、母親の金銭トラブルについてはじめて、「解決済みと認識していたが、話し合いたい」という旨のコメントを公表。すると、それまでは小室氏がこのトラブルになんのリアクションもしていないと批判していたワイドショーだったが、案の定コメントを出したら出したで、小室氏への批判は収まるどころか、バッシングはさらに燃え上がった。
この間、週刊誌もワイドショーも小室氏の舌出し写真とか友人たちとの飲み会とか、数カ月ぶりに髪を切ったとかどうでもいいネタを連日報じ続け、真偽不明の小室氏および母親の人格攻撃を繰り広げている。その様は、さながら“結婚阻止キャンペーン”だ。