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NGT48暴行問題で山口真帆が謝罪強要を訴えるも運営は無視! 第三者委員会も運営も秋元康の責任隠蔽

ファンから暴行を受けた山口だったが…


 AKSはやはりまったく反省していなかったらしい。例のNGT48暴行事件問題をめぐり、本日会見を開いたのだが、とんでもない代物だった。

 昨日、第三者委員会による報告書が公表されたことを受けて、AKSの運営責任者である松村匠取締役、早川麻依子NGT48劇場支配人、岡田剛同副支配人の3人が会見。この会見はニコニコ生放送などを通じて生中継されていたのだが、その放送を見ていたと思しき山口真帆が、リアルタイムでAKS側の説明に異議を申し立てるツイートを連投した。

〈私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。
私が謝罪を拒んだら、
「山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる」と言われました。
他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました〉

 山口は1月8日から翌日にかけて、ファンから受けた暴行事件の存在や、それに関する不誠実な運営の対応を告発。その後にNGT48劇場で行われたNGT48の3周年記念イベントの壇上で騒動を起こしたことを謝罪させられた。暴行事件の被害者が逆に謝罪に追い込まれるという異様な事態はCNNにも取り上げられるなど国際的な問題に発展したが、その謝罪が松村取締役による指示だということが暴露されたわけである。

 会見が行われている間、山口はさらに、〈今回は皆様をお騒がせて申し訳ありません。色々話してスッキリしたこともありますし誤解してたこともあります。これがきっかけになったらと思います。頑張りますのでどうぞ応援よろしくお願いします〉と書かれた文章の画像を添付したうえで、このような主張も投稿した。

〈なんで嘘ばかりつくんでしょうか。
本当に悲しい。
松村匠取締役が当初言うように考えた文章です。
他のメンバーに謝らせることはできないから、謝るしかなかったけど、
スッキリも誤解もしていないし、どうしてもこの言葉は使いたくないと違う文章を考えて何度も交渉しました〉

 しかし、3時間近くにおよんだ会見の最後にこの文章について質問を受けた松村取締役は、このように断言した。

「これは私がアレしたものではありません」
「本人が誰かとやりとりしたのかどうか、それはわからないですけど、私ではない、ということは事実でございます」

 まるで山口が嘘でもついているような言い草だが、山口は詳細な経緯も明かしており、運営側の責任逃れとしか思えない。

 会見では他にも、報告書に見受けられる齟齬や事実確認について記者から指摘が続くなか、松村取締役をはじめ出席者は答えをはぐらかすような対応に終始し、被害者である山口真帆を慮る姿勢や、人命に関わるタレントの安全管理の問題に真正面から向き合う姿勢はついぞ見られなかった。

 会見もはぐらかしばかりだったが、昨日出された第三者委員会の報告書も実態を解明したとは言いがたい内容だった。

 とくに批判を浴びているのは、タレントの安全管理ができなかった原因を、「都市部が狭いこと」「公共交通機関が大都市と比べて発達していないこと」などとして、新潟の地域性のせいにしていることだ。

 会見のなかで松村取締役が報告書の指摘は否定したが、当たり前だ。

 報告書には他にも重大な不備がある。

 前述の「謝罪強要」をはじめ、事件後にAKSおよびNGT48運営が山口に対して再三行ってきた「嫌がらせ」のような措置についての言及がほとんどないことだ。報告書を読む限り、こうした事情や経緯について一番詳しいはずの今村悦朗・前NGT48劇場支配人にきちんとしたヒアリングを行ったとは思えない。

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