しかし、今回、辞意を固めたはずだった田中総長が、一転、続投を決めた。なぜか。
「田中総長は、側近職員らから、辞意を取り消すよう強く説得されていたようです。通知文書にも、田中総長が今後もその職務をまっとうするとともに、係争方針にも変更はない旨が記されています。裏では打田(神政連会長)さんの意向があったとも噂されていますが、少なくとも田中総長が辞任することで、不動産問題だけでなく、ドミノ的に数々の疑惑がクローズアップされ、責任が波及していくことを恐れたのではないでしょうか」(神社関係者)
実際、神社本庁の上層部をめぐっては、不動産取引以外にも、雑誌「皇室」の販売利権、自動販売機の設置利権など、さまざまな疑惑が渦巻いている。
いずれにしても、田中総長の辞意撤回には、何か大きな力が働いていると思わざるを得ない。このまま神社界は、疑惑まみれの神社本庁上層部とともに“心中”するしかないのか。全国の神職、氏子、そして神社を生活の身近に感じている全市民の意志が問われている。本サイトでは引き続き、神社本庁の問題を追及してゆくつもりだ。
(編集部)
最終更新:2018.10.09 11:09