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ジャニーズ"コンプライアンス講習"報道でも忖度!手越の未成年飲酒疑惑に一切触れず、日テレW杯キャスターも続行

 日テレも日テレだ。小山とちがって、手越は報道番組に関わっているわけではない、同じキャスターでもスポーツ番組ならかまわないとでもいうのだろうか。しかし、こんなことはジャニーズ事務所以外のプロダクションのタレントなら、放置されることはないだろう。実際、今回の騒動で手越と同席していたとされる17歳の女性のほうは6月11日付で事務所との契約を解除されている(所属事務所は飲酒の事実は否定。今回の契約解除は18歳以下の未成年が深夜に出歩いたためと説明)。本来、責任をとるべきは、未成年者を深夜のバーに同席させた30過ぎの大人の手越のほうだろう。

 もしも手越がジャニーズ事務所のタレントでなければ、連日のようにワイドショーでバッシングを受け、当然、ワールドカップのメインキャスターなど降板せざるを得ない状況に追い込まれていてもおかしくない。現に、手越も出演する日テレの『世界の果てまでイッテQ!』をベッキーはたかだか不倫で降板させられたまま、いまだ復帰に至っていない。

 手越のワールドカップキャスター続行だけでなく、加藤の処分が小山に比べ軽かったのも、7月からスタートする日テレのドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』の主演が決まっているためといわれる。『news every.』で小山が生謝罪した際、共演する日テレの藤井貴彦アナは偉そうに説教を垂れていたが、日テレのコンプライアンス意識はいったいどうなっているのか。

 日テレだけではない。小山と加藤に関しても、珍しくテレビなどでもきちんと報じられたという印象になっているかもしれないが、そうではない。「文春オンライン」が雑誌の発売前日にネットで記事を配信した時点で、普段な後追い報道を始めるのに、小山・加藤の件はほぼ丸1日のあいだ大手マスコミはスルー。ジャニーズ事務所が処分を発表し報道にOKを出したあと、ようやく横並びで一斉に報じたにすぎない。そして、手越の不祥事にいたっては、上述してきたように完全黙殺。結局、ジャニーズタレントの不祥事を報道するかしないかが、ジャニーズ事務所の意向しだいなのは、何ひとつ変わっていないのである。

 本サイトでは繰り返し指摘してきたが、こうしてジャニーズ事務所の顔色を伺いジャニーズタレントの不祥事は一切報じずなかったことにしてしまう、大手芸能マスコミの姿勢が、ジャニーズ事務所所属タレントの増長を引き起こし不祥事を生んでいる最大の要因だ。

 ジャニーズタブーを抱える地上波テレビやスポーツ紙は、弱小タレントなら不倫やマナー違反などどうでもいいことをあげつらい非難する一方、ジャニーズタレントに対しては刑事事件の可能性のある不祥事ですら一切報じず、なかったことにしてきた。

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