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新潟知事選選で花角陣営の“女性蔑視”応援演説をごまかすために保守勢力と応援団が姑息なデマ攻撃

 しかし、その花角候補陣営がいま、ナーバスになっているのが、女性差別問題だ。5月31日の魚沼市での街頭演説で、応援演説をした地元商工会の会長が「新潟県に女性の知事はいらない」と発言した問題だ。当然、「女性蔑視だ」という批判が集中した。

 もともと、この商工会長の発言は、現地を取材したフリーライター・畠山理仁氏が5月31日にTwitterでいち早く伝えたもの。ところが、これに花角氏の応援を自認するアカウントやネット右翼らが噛みつき「デマ言うな!」などと攻撃したのである。

 こうした根も葉もないバッシングを受け、畠山氏は2日、撮影した動画を自身のブログにアップ。そこには、商工会長と思われる人物(動画では匿名処理の配慮がなされている)が花角候補のとなりに立ち、このように演説する姿がおさめられていた。

「花角さん、経験すごく豊かです。副知事時代から商工会を、すごく応援してくれてます。新潟県には、女性の知事は、必要ないです。経験豊かな花角さんをひとつよろしくお願いいたしまして〇〇(引用者注:聞き取れず)にさせていただきます。お願いいたします!」

 間違いなく、花角氏の応援に駆けつけた商工会長が「新潟県には女性の知事は必要ない」と発言していたのだ。なお、花角氏はこの発言の直後に何か否定的な反応を見せるわけでもなく、笑顔で頭を下げていたことが確認できる。

 この商工会長の発言は、朝日新聞も3日付新潟版で伝え、日刊ゲンダイや「ハーバービジネスオンライン」など複数メディアも報じた。6日には商工会が「お詫び」と題した文書をホームページで公表。「新潟県商工政治連盟 堀之内支部長 (堀之内商工会長)」の肩書きで、〈結果として女性蔑視とも受け取られかねない表現となってしまったことに、心から反省すると共に、多くの皆様、そして花角陣営に、多大なご迷惑をおかけしたことにお詫びを申し上げる次第です〉などとした。

 ところが、発言が事実であることが客観的に明らかになって以降も、性懲りもなく一部でバッシングが続いている。

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