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TOKIO山口達也の強制わいせつでまたマスコミの忖度! 先週書類送検もNHK沈黙、今朝の日テレ『ZIP!』にも出演

 今回の山口の強制わいせつは書類送検にまで事態が発展したため各メディアで事件が報じられているが、これまでジャニーズ事務所の所属タレントが引き起こしてきたわいせつ関連の不祥事は、ほとんどの場合、“なかったこと”として葬られてきた。ワイドショーやスポーツ新聞などの芸能マスコミがジャニーズの意向を受けそれらの不祥事を報じることがなかったからだ。

 最近でいえば、Hey! Say! JUMP中島裕翔による、一般女性への痴漢事件だ。

 これは「週刊文春」(文藝春秋)2016年5月26日号の記事で明るみになった。「週刊文春」によれば、その年の4月1日早朝、30代の女性会社員から「男性に路上で抱きつかれ、上半身をさわられるなどした」という110番通報があり、駆けつけるとそこには泥酔した中島の姿があったという。中島は警察署に連れて行かれ、任意の事情聴取まで受けた。

 この事件については、ジャニーズ事務所も「週刊文春」の取材に対し、事実を認めたうえで、「泥酔下とはいえ、このような事態になりました点について、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。本人も深く反省しております」と謝罪。その後、女性が被害届を出さなかったため事件化は免れたが、見知らぬ女性に抱きついたとなれば立派な痴漢行為である。

 だが、ジャニーズタブーのある大手メディアは「週刊文春」報道を一切後追いせず、完全に黙殺。どころか、その年の7月には、中島の主演ドラマ『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(フジテレビ)が、なにごともなかったかのように放送された。ほかの芸能人なら、番組降板や謹慎は不可避、場合によっては芸能界追放に追い込まれかねない不祥事のはずだが、中島にはなんのお咎めもなかった。

 こういった話はまだまだある。そのひとつが、「週刊現代」(講談社)08年8月9日号が取り上げた、大野智のスキャンダル。記事によると、渋谷区のカラオケボックスで行われた「飲み会」で一緒になった女性二人と大野は、宴会中に回したジョイントで気分がよくなったのか、そのまま女性のうちの一人の自宅マンションで飲み直すことに。そこで大麻をやって3P状態になったという告白が参加者から語られた。この「週刊現代」報道が事実だとすれば、大麻取締法違反の疑いもあったが、これもまたワイドショーなどでは取り扱われることはなく、うやむやになって終わっていった。

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