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羽生結弦パレード「日の丸配布」の裏側! 背景に右派の猛圧力、4年前からネトウヨ議員和田政宗や在特会・桜井誠も…

 そこで同会と関係者が各所に呼びかけて日の丸の手旗を集め、当日、協力者ともに参加者に配布。ヘイト団体・在特会の桜井誠会長(当時)も手旗を寄贈したという。しかも見逃せないのは、その「日の丸手旗」運動を、あの自民党の“ネトウヨ広報副本部長”こと和田政宗参院議員が牽引していたことだ。

 同会ブログによると、4年前のパレードでは〈当日は和田政宗参議院議員の呼びかけのもと、1,600枚の日の丸紙手旗を有志で配布することができました〉という。実際、和田議員も2014年4月27日のツイートで言及し、こうアピールしていた。

〈昨日の羽生選手のパレード。主催者より国旗日の丸が配られないという事態にあたり、仲間が国旗約2000本を調達し、配らせていただいた。関係各所より、羽生選手のパレードに国旗が無いのはおかしいとご支援いただいた。本当に有難うございました!〉

 和田議員はもともと2013年にみんなの党公認で宮城選挙区から当選している。ツイートでは「仲間」が調達や配布をしたというが、自分の選挙区で有価物をばらまいて“手柄”として公言するなんて、ちょっと公職選挙法的に大丈夫なのだろうか。

 まあ、それはおくとしても、実は、この「仙台にパンダはいらない仙台市民と宮城県民の会」の代表を務める及川俊信氏は、4年前の「日の丸手旗」配布の中心を担った「杜人の会(和田政宗交流会杜人の会)」なる団体の事務局長でもあり、和田議員の支援者。また、和田議員は、前述の仙台市議会で「日の丸を振らないと都市ブランドを毀傷する」なる意味のわからない要求をした渡辺拓市議についても、仙台市議選を控えた2015年6月に〈党派は違いますが、しっかりとした方にはぜひ勝ち抜いてもらいたい〉とTwitterでエールを送っていた。

 いずれにしても、こうして4年前の羽生パレードの時点で、極右議員と右派の草の根運動が連携することで「日の丸手旗」という「前例」が作られた。また同時にネット右翼層に「日の丸配布しなかった問題」をアピールすることで、市などに対するクレームが続出したと考えられるのだ。

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