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自衛隊ヘリの墜落、民家直撃を小野寺防衛相が当初「着陸」「落着」とゴマカシ! 佐賀にオスプレイ配備を強行するため

またしても政府のゴマカシ発言が(小野寺五典防衛相・首相官邸HPより)


 本日午後4時43分ごろ、佐賀県神埼市で陸上自衛隊のヘリが墜落しの住宅に激突、炎上した。墜落したのは戦闘ヘリのAH64Dで、現在伝えられるところによると、ヘリに乗っていた自衛隊員1名が死亡、1名が心肺停止状態、ヘリが墜落した住宅に住む女児1名が怪我を負っているという。

 当初、メディアは「陸自ヘリが不時着」「自衛隊ヘリが予防着陸」と報道。これは墜落直前にヘリ乗務員が「目達原駐屯地に予防着陸する」と連絡しており、防衛省がそのまま伝えたことからこのような表現になったと思われる。だが、映像では民家が大炎上しており、墜落事故であることは一目瞭然。現在では「ヘリ墜落」として報じられている。

 しかし、こうしたなかで、懸命に事故を矮小化しようとしたのが、小野寺五典防衛相だ。

 小野寺防衛相は、事故発生から約1時間後の午後5時30分すぎに記者の取材に応じた際、こう述べたのだ。

「陸上自衛隊目達原駐屯地所属のヘリAH64の着陸、炎上が確認されました」

 正しく着陸していれば炎上は起こり得ず、何を言いたいのかさっぱり意味がわからないが、小野寺防衛相はつづけてこんなことまで言い出したのだ。

「映像を見る限りは、住宅等に落着しているような状況」

 落着……? 一体どういう意味なのだろうか。辞書を調べてみたが、「落着」は「物事のきまりがつくこと。決着」「納得すること。理解すること」「訴訟事件の判決がでること。また、その判決」(大辞林第3版)と出てくる以外に、同じ言葉は見当たらない。だが、どうやら航空機業界などでは「落ちて着地」というような意味でこの言葉が使われているらしい。ともかく、一般人には「落着」と言われてもそれが何を意味するのか伝わらない用語であるだけでなく、事故を軽んずる言葉だ。

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