片山虎之助HPより
加計学園の「政界工作」の一端が、またあきらかになった。昨日、総務省が公表した2016年の政治資金収支報告書において、加計孝太郎理事長とその子息が、あの政治家に寄付していたことがわかったからだ。
その政治家とは、片山虎之助・日本維新の会共同代表。片山議員が代表を務める政治団体「日本維新の会参議院比例区第1支部」の収支報告書によると、2016年4月28日に加計孝太郎氏の名前で12万円、同日に加計理事長の長男で副理事長である加計役氏の名前で同じく12万円を寄付されているのだ。
また、加計両氏の住所欄を見ると、ともに学校法人加計学園および岡山理科大学と同じ住所が記されていたが、上から二重線で訂正されており、加計学園にほど近い住宅地の住所がそれぞれ記載されている。このことからも、寄付をおこなったのは加計親子であることは間違いない。
しかも、片山議員が孝太郎理事長と役副理事長から寄付を受けるのは、これがはじめてではない。過去の収支報告書を確認すると、2015年5月19日と2013年4月24日にやはりふたりから12万円、計24万円をそれぞれ受け取っているのだ。
片山氏は加計学園の拠点である岡山県が地元の元自民党大物議員。とくに加計学園とは、加計学園グループである千葉科学大学から「名誉博士学位」を授与されていることを本人がブログに綴っているほどの深い関係にある。そして、2020年4月の獣医学部新設に向けて動きを進めていた昨年4月におこなわれた片山議員への寄付……。