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「朝日新聞、死ね」で物議…維新のネトウヨ議員・足立康史のトンデモ暴言と安倍首相への信奉ぶり

 まるで安倍首相の子飼い議員と見間違えるほどの心酔ぶり。だが、実際のところ、足立議員は安倍チルドレンになりたがっているのではないか、という話もあるのだ。

 足立議員と同様にやはり愛国&ヘイト発言でネトウヨから支持を受けている小坪慎也・行橋市議会議員は、今年10月18日のブログにこんなことを書いていた。

〈(足立議員の)地元から指摘されている点は「国会議員を目指すにあたり、母親が創価学会員で公明党からの出馬を模索するも断られ、自民党から国政を目指した(T議員の地盤)が選ばれず、結局は“みんなの党”から国会議員に」という経緯の指摘。いまは維新として舌鋒、鋭く振る舞っている姿が全てではない。確かに、公明党の批判は見受けられない〉

 小坪議員はさらに〈これらは、大阪の名のある政治関係者らが実しやかに語っており、ただの噂話として扱うことは難しい〉〈学生時代は創価学会学生部で活躍していた等の話まである〉と記述し、今年の春に開催された足立議員のパーティに、塩崎恭久厚労相や金田勝年法相(ともに当時)、公明党の太田昭宏議員が駆け付けていたことを記すジャーナリスト・有本香氏のツイートを貼り付けている。

 このとき、まさに足立議員と小坪議員はネトウヨ界隈内で“内ゲバ”を繰り広げており、また、小坪議員も足立議員と同様に普段からデマを流しているだけに信用はならない。ただし、この小坪議員の投稿に対し、足立議員は〈私の母の宗教・信仰に手を突っ込んできたことは絶対に許せまん〉(原文ママ)と批判をおこなう一方、事実関係の否定はしていない。

 足立議員の安倍首相への信奉ぶりを見れば、このような公明党や自民党からの出馬を希望しながらも断念した過去があっても、まったく不思議ではないだろう。実際、野党の質問時間削減問題について足立議員は〈野党は相変わらず質問時間は政府を追及する野党側のものだと主張しているようで辟易します〉などとツイート。維新所属の足立議員は正真正銘の野党議員なのだが、そのつぶやきはさながら与党議員だ。

 暴言を「本音」と正当化し、安倍首相に助太刀をする──。「朝日新聞、死ね」発言は、野党議員からというよりも「安倍政権の別働隊」から出たものだということは確認しておかなければならないだろう。

最終更新:2017.11.15 12:24

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