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百田尚樹が沖縄・高江で頭悪すぎデマ! 反対派テント村に漢和辞典があったという理由で中国人関与匂わす

ヘイトデマをまき散らす百百田尚樹のツイッター


 作家の百田尚樹が、10月27日に沖縄県名護市で講演会を行った。主催した実行員会の委員長は、文化放送チャンネル桜沖縄支局キャスターで「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」なる団体の代表を務める我那覇真子氏。この組み合わせだけで、沖縄米軍基地反対運動を揶揄し県民を貶める意図がプンプンしてくるが、おまけに前沖縄県知事の仲井眞弘多氏と元名護市長の島袋吉和氏が「呼び掛け人」となっているのだからクラクラしてくる。

 しかも、講演会のなかで百田は、またもや沖縄へのヘイトと中国・韓国人に対するヘイトをぶちまけた。

 講演会の模様を伝えた沖縄タイムスの記事によると、百田は〈講演前に東村高江周辺のヘリパッド建設反対運動の現場に行った時のエピソードを紹介、「中国や韓国から来ています(と参加者の内訳を同行者に説明され)、嫌やなー、怖いなー、どつかれたらどうすんの(と返した)」と発言した〉という。

 どうみても“基地反対運動をしているのは中国人と韓国人”と決めつけたうえで、「どつかれたらどうすんの」など言って、“暴力を振るう人たちだ”とレッテル貼りをしている。まさに特定の人種・国籍を標的にしたヘイトスピーチだ。

 一方、百田は講演後の沖縄タイムス記者からの取材に対し、「県民が半分で、あとは全国、世界から活動家が来ているということに対して怖いと言った。差別意識は全くない」と言い訳。だが、百田が基地反対運動に絡めて外国人に対するヘイトを扇動しているのは明らかだ。

 実際、百田は27日の講演会の前に行った高江の視察をTwitterで実況していたのだが、〈せっかく高江のテント村に来たのに、誰もいない。テント村はもぬけのから〉とのツイート。この日は台風22号接近もあって反対運動をする市民の姿が少なかったのだと思われるが、百田は続けてこんなツイートをしていた。

〈テント村の中には、漢和辞典も。
日本語を勉強している人たちなのかも。〉

 つまり“中国人が反対活動に参加している。漢和辞典があったのがその証拠だ”というニュアンスだ。わざわざ「日本語を勉強している人たち」=ネイティブスピーカーではないと強調していることからも、そういう意図での発言なのは明確だろう。

 だが、ちょっと待ってほしい。これ、そもそもおかしくないか? というか、このネトウヨ作家は、ひょっとして漢和辞典がどういうものなのかご存知ないのではなかろうか。

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