そのことはまさに松本人志が証明している。今年3月、万博誘致を目指す大阪府が主体となっている「2025 日本万国博覧会誘致委員会」の公式アンバサダーにダウンタウンが選ばれ、その発足式には、松井一郎大阪府知事や自民党の二階俊博幹事長らと並んでダンタウンの二人が出席した。
当時、世間では森友学園問題が盛り上がり、松井知事の小学校認可に疑惑の目が向けられていたが、松本はそのせいか『ワイドナショー』で森友問題を扱うことをほとんどせず、ましてや松井知事の名前をまったく口にしなかった。それどころか、『ダウンタウンなう』(フジテレビ)に松井知事をゲスト出演させ、その言い分を何のツッコミもすることなく垂れ流させたのだ。
吉本では“王様”状態の松本ですらこういうことになるのだから、他の芸人たちはなおさらだろう。
安倍政権の支持率急落とともに、最近、田崎史郎氏をはじめとする御用ジャーナリストもようやく批判されるようになったが、もしかすると、実際は彼らよりも露出量の多い吉本芸人のほうが危険といえるのではないか。ワイドショーでの吉本芸人のコメントに対しては、徹底チェックの必要があるだろう。
(編集部)
最終更新:2017.12.06 04:48