また、2人はいつも松本が彼女を呼び出すかたちで逢瀬を続けていたというが、昨年3月、煮え切らない彼の態度にだんだんと関係が怪しくなり、葵の方から「タクシー代くらい欲しい」と告げると、松本はこう返したという。
「お金を払うような関係じゃないよね?」
この言葉を聞いて、葵は逆に「大事にされている」と嬉しく感じたというのだから、この関係がどれだけ泥沼化していたのかを伺い知ることができるが、それはともかくとして、タクシー代すら出し渋るとは国民的アイドルグループのメンバーらしからぬ態度である。
葵が松本のマンションを訪れるのはきまって深夜で、しかも数時間後の明け方には部屋をあとにしている。一度はインターホンに反応がなく帰っており、4年に及ぶ交際にもかかわらず合鍵も持たせてもらえてないのだろう。いくら二股とはいえ、交際相手に対するものとは思えない扱いだ。
実際、この関係について「週刊文春」記者にあてられた松本は、葵のことを「その人がわかんないんで」と切り捨てた。要は、二股どころか、都合のいいセフレかデリヘルのように利用していたということだろう。
ジャニーズタブーに縛られたテレビやスポーツ新聞はこのスキャンダルをいっせいに無視。記事が出た数日後、松本は何事もなかったような顔をして『第67回NHK紅白歌合戦』に出演していた。嵐はその紅白で白組トリの大役を務めることになるが、「嵐×紅白スペシャルメドレー」のなか、松本が井上と共演した映画『花より男子F』の主題歌でもある「One Love」が歌われた。そのなかには〈世界中に ただ一人だけ 僕は君を選んだ〉という歌詞があるのだが、二股報道の数日後というタイミングでそんな歌が歌われるあまりの白々しさにお茶の間からは失笑が漏れた。
ただ、葵の本当の苦難はこれだけでは終わらない。むしろここからさらに追いつめられることになる。松本の二股スキャンダルが報じられると、世間(特にネット)は、あろうことか松本ではなく葵を攻撃し始めたのだ。
キチク行為におよんでいたのは松本なのに、そのことは見なかったことにして、彼女のツイッターアカウントには「売名行為」と罵るリプライが殺到した。
〈無理なんだけどwwwwやっぱ松潤ちらつくんだよねwwww松潤かわいそう。松潤騙されて売名のために好感度下がっちゃってかわいそう。やめなよ〉
〈はやくこの世界から消えてよ 国民的アイドルの松本潤とあってない あなたが熱愛するとこういうことになることぐらい、わかるよね?井上真央ちゃんはいいのよ。大女優だからね。あなたとは違う〉