ただ、今回の件に関しては、単に、「恋愛禁止のアイドルが事務所の縛りを打ち破って勇気ある結婚宣言をした」というような単純な話でもなさそうだ。それどころか、この結婚宣言は「運営が仕掛けていたのではないか」という疑惑が浮上している。
それは、前AKB48グループ総監督の高橋みなみが示唆していた。彼女はSNSアプリ・755にこのような文章を投稿。運営のやり方を批判した。
〈私がモヤモヤしてるのは運営。この事を知っていたとするなら、物凄いニュースになり話題になり、根本的な事を色々言われるのは目に見えていて、彼女自身も色々言われるでしょう。
そして周りのメンバーにもどうなってるんですか?と疑問の声が飛ぶでしょう。
何かあった時に大変なのは現役のメンバー自身。私も昔それを経験してきました。だからこそ慎重に対応しなければいけなかったんじゃないかなと。
怒るファンの方、肯定してあげるファンの方、関係ないのに色々言ってくる人その重みをメンバーに背負わせるんじゃないよと。
スタッフ全員が知ってるわけじゃないと思う。でも一部は知ってたはずなんだよ。〉(改行と句読点のみ修正)
周知のように、彼女が結婚宣言をしたのは、結婚すると宣言した相手との交際を「週刊文春」にキャッチされたためだった。これは、「週刊文春」の記者が出演するニコニコ生放送の番組『文春砲Live』で最初に報じられたのだが、その放送前に、スキャンダルを無化し、逆に須藤のイメージを守るために、運営側がしかけたのではないか、というのだ。
「もちろん、須藤の熱愛が報道されることは、事前に事務所も把握してました。自ら処女宣言していた須藤が熱愛というのは、かなりのイメージダウン。そこで、『どうせなら結婚宣言してしまえ』ということになったんじゃないでしょうか。乃木坂46や欅坂46に人気が移り、年々注目度が減りつつある選抜総選挙の話題を盛り上げることができる、と。実際、『文春砲Live』の放送開始が20時で、舞台上で結婚宣言を始めたのは、その約1時間前の18時45分ごろと、タイミングも絶妙でした」(週刊誌記者)