小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

日本が核兵器禁止条約を批判し、不参加を宣言!渡辺謙は「核を持つ国に追随するだけで意見は無いのか」と批判!

渡辺謙『誰? WHO AM I?』(ブックマン社)

 核兵器禁止条約の交渉会議がニューヨークの国連本部で始まった。会議では、6歳のときに広島で被爆した藤森俊希氏が自身の被爆体験を語り「「同じ地獄をどの国の誰にも絶対に再現してはならない」と訴えた。

 ところが、その唯一の被爆国である日本政府の代表・高見沢将林軍縮大使はこの核兵器禁止条約について「禁止条約がつくられたとしても、北朝鮮の脅威といった現実の安全保障問題の解決に結びつくとは思えない」などと批判し、なんと条約の交渉にすら不参加を宣言したのである。

 原爆を落とされた広島出身の岸田外相は「核保有国と非核保有国の対立を深める」などと言い訳しているが、そんなものはごまかしで、そもそも安倍政権はこれまでも表向きは「核廃絶」などと言いながら、実際にはまったく逆の行動をとり続けてきた。

 昨年10月、国連総会第1委員会において「核兵器禁止条約」に向けた交渉を2017年にスタートさせる決議が賛成多数で採択された際も、この議決に対して、日本は唯一の被爆国であるにもかかわらず、米露英仏の核保有国などとともに反対していたのだ。

〈核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか〉

 と、このときこうした核廃絶に消極的な日本の姿勢に批判の声をあげたのが、俳優の渡辺謙だ。

〈核兵器禁止条約に日本が「反対」という信じられないニュースが流れました。いったいどうやってこの地球から無用な兵器を無くしていくつもりなのか? 核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか。原爆だけでなく原発でも核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか、何を発信したいのか〉

 渡辺は、国連議決の直後の10月28日にツイッターで、こう批判したのである。

 本サイトでは、この勇気ある渡辺の発言と、安倍政権の核廃絶潰しともいえる行為の数々を以前記事にしたことがある。この機会にあらためて以下に再録するので、ぜひご一読いただきたい。
(編集部)

**********


渡辺謙が「核兵器禁止条約」に反対した安倍政権を真っ向批判!「核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか」

最終更新:2017.11.22 01:07

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。