また、「五箇条の御誓文」の朗唱や伊勢神宮への参拝を行う“愛国”幼稚園として一部で有名な塚本幼稚園に、中山氏はこんな推薦のメッセージを贈っている。
〈子供たちが暗唱した教育勅語やその他の名文は子供たちの成長につれ、人生の祈り節に子供たちの良き同伴者として励まし続けていくことでしょう〉(幼稚園HPより)
国民を戦争に駆り立てる原動力となった「教育勅語」を暗唱させるのが素晴らしい教育……ですって!? このような人物が文科相だった事実にも唖然とするが、もちろん目下の中山氏の目標が「憲法改正」にあるということも、忘れてはいけないだろう。
★「保育園落ちた」に「親の責任」と断罪した議員の不倫&隠し子騒動
山田宏(自民党/比例代表)
待機児童問題への無関心さでいえば、この人も同じ。「保育園落ちた日本死ね」ブログ騒動で、「まあ落書きですね」「『生んだのはあなたでしょう』『親の責任でしょ、まずは』と言いたいところだ」などと述べたことでも問題となった、山田宏氏だ。
山田氏は、2005年に、現在厚生労働副大臣の要職にある自民党の渡嘉敷奈緒美衆議院議員との不倫が報じられ、また6年前には「週刊朝日」(朝日新聞出版)10年6月11日号で六本木のピアノバーで働いていた愛人の存在がスッパ抜かれたことがある“スキャンダル議員”だが、今年4月には“文春砲”を直撃。なんと、山田氏の妻本人が赤裸々な告白を行ったのだ。
妻によれば、山田氏は愛人との間に産まれた子どもを「知り合いの子供」だとウソをつき、それがバレると今度は子どもとの養子縁組を提案。結局、認知するというかたちで落ち着いたが、山田氏は妻とのあいだに産まれた3人の息子たちの子育てにも冷徹で、妻に丸投げしていたという。妻はこう話している。
「私たちの三人の息子も保育園でお世話になりました。(略)八〇年代当時も保育園に入れるのは難しかった。兄弟別々の保育園でしたけれど、選挙前の個別訪問の際は、お迎えの時間を融通してもらったり、すごく助けられました。夫にはそういう実体験がないから、違和感のある発言をするんでしょう」
山田氏と妻は離婚裁判中だというが、その裁判も山田氏側から一方的に提案されたもので、祐子さんの落ち度を強調するものだという。結局、自民党が声を大にする「伝統的家族」というのは、山田氏のような女性を都合のいいように振り回す男性本位の社会像を意味している、ということなのだ。
★離婚した妻に「釣ったらホオジロザメ」と暴言! DV疑惑も
石井浩郎(自民党/秋田選挙区)
読売ジャイアンツにも在籍した元プロ野球選手というウリだけで前回の参院選で国会議員となった石井浩郎氏。目立った議員活動は、昨年の安保法強行採決の際は“人間かまくら”のメンバーとして活躍したことくらいしか記憶にないが、そんな石井氏に目立つのも“女性スキャンダル”だ。しかも、過去にはDV疑惑がもち上がったこともある。