もっと言えば、安倍首相は、昨年の安保法制時に自民党がテレビ討論から“逃亡”したことをお忘れか? 15年6月26日深夜放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)で、与野党の若手議員が安保法制を中心に議論する予定だったところ、自民公明の議員が一人残らず番組出演をキャンセルしたことだ。
放送内の『朝生』プロデューサーの説明によれば、事前に30名以上の自民党議員に出演をオファーするもすべて断られてしまったという。そのなかで、放送前日の夕方に一人だけ自民党議員が出演を応諾したものの、これも放送直前になって「体調不良」を理由にドタキャン。その裏では、安保世論の形成不利を見た自民党本部が議員に“出演禁止”を指示していた。
こうした事実を棚に上げて、「菅さんは番組に出なかった」などと生放送でデマを吹聴し、自分が持ち時間を守らなかったせいで収録が押したのに逆ギレ、はてはFacebookでデマをネチネチと繰り返して応援団のネトウヨに癒される……こんな人物が本当に日本の首相にふさわしいのだろうか。
(編集部)
最終更新:2016.06.23 07:01