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お前らに舛添を責める資格はない…自民党の地方議員はトンデモだらけだ!「同性愛者は異常動物」「早く中出しさせて〜」

 また今年2月には、東京都の小林優美杉並区議が、区議会での一般質問でレズビアンやゲイの同性愛者やバイセクシュアルを「個人的趣味」と発言し、誤解と差別を助長する暴言だと批判された。小林氏は現在、無所属ながら「自民・無所属・維新クラブ」の会派に所属している。もともとは極右政党・次世代の党(現・日本のこころを大切にする党)の杉並区議会第二支部長だと、自身のツイッターで公言していた。

 さらに酷いのは、やじや発言だけでなく、その行動から議員としての資格が問われるような“事件”をしでかす、自民党系地方議員の多いこと。

 たとえば、15年地方統一選で初当選した田村雄介神奈川県議。菅義偉官房長官の要請で鳴り物入りの出馬だったが、そんな田村県議に女性への“不倫破廉恥LINE”が流出した。これを伝えた「週刊実話」(日本ジャーナル出版)15年6月11日号によれば、田村県議がある女性に送ったLINEにはこんな文言が赤裸々に綴られていたという。

「俺のこと好きでいてくれたら、ちゃんと中出しするよ!」「俺の精子は強いから、すぐに出来ちゃうよ!笑」「じゃー早く、中出しさせて〜」

 ……なかなかお盛んな内容だが、田村県議は既婚者で、LINEの送付先は妻以外の女性。「実話」の取材に対して、田村県議はこの女性に「セックスしたいね、セックスのときはニーハイ履いて」などとLINEで送ったことは認めながらも、肉体関係は否定していた。だが、これはどう見ても、女性を性欲発散のための道具としか見ていないように思える。

 また、“ゲス不倫”といえば、11年4月の統一地方選で自民党公認候補としてトップ当選した京都の金ヶ崎秀明宇治市議(当時)。13年、やはり既婚者であるにもかかわらず、婚活サイトに虚偽のプロフィールを登録して女性と知り合い、不倫を行っていたことが発覚(女性は長男を出産したが、当初金ヶ崎氏は認知を拒否)。さらに「広報費」名目でコピー用紙21万枚を購入するなど政務活動費の不正支出疑惑も浮上し、15年の統一地方選では落選している。

 本サイトとしては、別に個人の不倫行為をどうこういうつもりはないが、彼ら自民党地方議員に顕著なのは、妻以外の女性との不倫疑惑が浮上すると、一点して関係を否定し、相手を切り捨てにかかることだ。自民党は常々「家庭のきずな」や「伝統的家族制度の復活」などと喧伝するが、それは結局のところ女性の上に男性が立ち、都合のよいようにふりまわす極右オヤジ的価値観であることがお分かりいただけよう。

 さらに言えば、自民党系の地方議員には、ネトウヨそのもののような人材も多い。

 なかでも有名なのは、福岡県の小坪慎也行橋市議だろう。“SEALDsをやっていると就職できなくなる”という卑劣な脅し、“原発反対デモは日当が支払われている”という悪質デマを撒き散らすなど、日々ネトウヨ発言を繰り返している小坪氏だが、初当選した4年前には、安倍チルドレンであり、例の「文化芸術懇話会」の代表を務めた木原稔衆院議員がわざわざ県外から応援演説にかけつけているように、自民党の安倍一派と深い関係にある。

 他にも、北海道の金子快之札幌市議(当時)は、自民党会派に所属していた14年当時、ツイッターで、「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」などと発言。さらに〈札幌市役所に中国の五星紅旗が掲げられています。「ついに占領されたか?」と思ったら、中国の友好代表団が来られているそうです〉などというネトウヨ発言も平気で連投しており、レイシストだとの批判が殺到。15年統一地方選で落選している。

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