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有働由美子が内定していた『クロ現+』キャスターを外された理由…実は籾井会長からの“寵愛”が原因だった!?

 籾井会長は2月4日の定例記者会見で「(有働アナを外したのは)現場が決めたこと」「有働アナは夜もやると大変」として自身の関与を否定しているが、NHK内部では「籾井会長のツルの一言で有働が外された」というのは常識になっている。

 では、なぜ籾井会長は有働アナをキャスターから外したのか。外野では、籾井会長が有働アナの最近の政治的姿勢を警戒したためではないかという見方も流れていた。

「籾井会長は『あさイチ』でコメンテーターをしている元解説委員長の柳澤秀夫のことを嫌っているらしいんですよ。柳澤はリベラルなスタンスのジャーナリストで、政権に批判的なコメントをすることがたまにあるでしょ。それが気に入らないらしい。籾井会長は有働のことも柳澤と一緒に見ていて、有働に『クロ現』をやらせたら、国谷と同じように政権に批判的なことを言い始めるんじゃないかと警戒し、有働を外したと言われています」(スポーツ紙記者)

 だが、この見方は明らかに的外れだ。たしかに、『あさイチ』では柳澤氏がたまに踏み込んだ解説をすることがあるが、有働アナは視聴者目線に立った当たり障りのないコメントを口にするだけで、政権批判にとられるような言葉は一切口にしない。

 たとえば、昨年の朝ドラ『花子とアン』で主人公の花子が出演するラジオ局が大本営に支配されてゆくという回があったが、『あさイチ』冒頭の“朝ドラ受け”コメントで柳澤氏がメディアと権力との関係に言及したのに対し、有働アナは別の話題でごまかしスルーしようとしていた。

 また、昨年2月、イスラム国人質事件で後藤健二さんが殺害された際も、柳澤氏は「テロ対策とか過激派対策とかが声高に議論され始めているけど、僕らが考えなきゃいけないことは、後藤健二さんが一体何を伝えようとしたのかということ」と、踏み込んだ発言をした際も、有働アナは、まるで困ったような微妙な表情を浮かべていた。

 これで、籾井会長が有働アナを警戒するというのはありえないだろう。実際、警戒どころか、籾井会長は有働アナのことをいたく気に入っているという。

「籾井さんの有働好きは局内でも有名です。しょっちゅう、有働さんのことを話題にしているし、機嫌が悪いときでも、有働さんの話になると機嫌がよくなる。わざわざ有働さんを見るために『あさイチ』のスタジオにも頻繁にやってくるようです」(NHK関係者)

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