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ジャニーズの派閥対立をつくったのはジャニーさんだった! SMAP騒動の内幕暴露本が指摘した新事実

 では、ジャニー氏はなぜ飯島氏を見放してしまったのか。この疑問についても、『SMAP解散騒動の全内幕』はジャニー氏とメリー氏の姉弟関係を紐解くことで、ひとつの答えを導き出している。

 この姉弟の関係を理解する上で、避けて通れないのが、ジャニー氏の所属タレントに対する「ホモセクハラ疑惑」だ。「週刊文春」との裁判でも「ホモセクハラは事実だった」と認定されているのだが、不可思議なことにテレビや新聞がこの判決を問題視することはなかった。判決以降も、ジャニー氏の行為が大手メディアで非難されたことはほとんどない。

 ここにジャニーズ事務所のもつ強大な権力が影響していることは明白だろう。そして、その権力を使ってジャニー氏を守り続けてきたのがメリー氏なのである。

 ジャニー氏にとっての最優先事項は、愛すべき少年たちに囲まれ、彼らをプロデュースするという日常である。ジャニー氏にとって、メリー氏は、そんな自分の反社会的な性癖を理解し、守り続けてくれた唯一にして絶対の味方なのだ。自分の “聖域”が守られている限り、ジャニー氏はギリギリのところではメリー氏に逆らうことはできないのだ。

 娘可愛さのあまり飯島氏を追い出しにかかったメリー氏に対し、ジャニー氏は傍観するしかなかったのだ。

 いずれにしても、分裂騒動は現在進行形であり、水面下では着々と“SMAP潰し“が進行中であることは本サイトでも既報の通り。だからこそ、SMAP騒動の真相は改めて検証される必要がある。それは、既得権益にドップリとつかった日本の芸能界とマスコミの現実を知ることでもあるからだ。
(時田章広)

最終更新:2017.11.24 09:22

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