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●テレビ局員匿名座談会!「ジャニーズのテレビ支配の実態を語ろう」(後)

日テレの嵐推しとSMAP潰し、メリー氏の言いなりNHK、そしてテレビ局幹部が受けたジャニーズのハワイ接待

●嵐のハワイ公演で接待を受けたテレビ局幹部たち

──こうして話を聞いてみると、テレビ局のジャニーズ支配っていうのは、想像以上でした。ここまで逆らえないというのは、やっぱりジャニーズのタレントが視聴率をもっているから、ということですか。

B うーん、どうだろうね。一定の視聴率は稼げるが、すごく数字がいいかというと、そういうわけでもない。全盛期のSMAPはたしかにすごかったけど、嵐なんて全然たいしたことがないでしょう。『嵐にしやがれ』で15%いくかどうか。『VS嵐』は10%、他の番組は全部10%を切ってる。しかも、NHK紅白を見てもわかるように、嵐を出す代わりに、全く数字をもっていないグループをバーターで押し付けられるケースも多いしね(笑)。

D ジャニーズのタレントがメインの番組でいまコンスタントに10%を超えているのは、『SMAP×SMAP』『ザ!鉄腕!DASH!!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』『ザ!世界仰天ニュース』、それと、草なぎのドラマ『スペシャリスト』。あと、時間帯の割に大健闘している『キスマイBUSAIKU!?』くらいでしょう。

C 結局、数字をもっているのはSMAPと飯島さんが手がけたグループなんだよね。だから、もし、あのまま中居たち4人が独立しても、意外に、中居たちにつく局はあったような気もするんだけど。

A いや、どうだろう。ジャニーズの力っていうのは、そういう数字だけじゃない部分があるんだよ。最初にも言ったけど、とにかくうるさい。ほんのちょっとした演出とか、カメラワークとか、共演者の一言とか、細かいことにすごい勢いでクレームを入れてくる。そのたびに謝罪するというのをずっと繰り返していると、完全に服従関係に取り込まれてしまう。奴隷根性がしみついてしまうんだよ。

D 各局のJ担というのは悪い意味で「選ばれし者」だしね。J担というのは自分からなれるものじゃなくて、ジャニーズ側がヒラ社員の時に目をつけ、引き上げるんだ。だから、口が堅くて従順な人間しか選ばれない。で、彼らが局内で出世していくから、自然と、局全体がジャニーズに逆らうのはまかりならんという空気になっていく。

A しかも、メリー氏は直接、上層部とパイプをもっているから、いざとなったら、社長クラスに直談判する。あれが強いんだよ。飯島氏は現場を支配できても、社長クラスまでは動かせなかった。だからメリー氏に勝てなかったという部分はあるんじゃないか。

B あと、メリー氏、ジャニーズ本体はムチだけじゃなくて、アメも使ってくるしね。たとえば、2014年の嵐のデビュー15周年のハワイライブなんて典型でした。

A あのハワイライブは派閥抗争のピークの時に実施されたんだけど、今も語り草だよね。とにかくジャニーズ側がこれまでにない規模の数のマスコミ関係者を招待した。スポーツ紙や週刊誌、ワイドショーだけじゃなくて、各テレビ局のジャニーズ系番組制作スタッフ、さらには、役員や局長クラスの幹部も招待したんだよね。

C 局幹部には現場スタッフとは別の高級ホテルを用意し、超豪華接待が行われたらしいね。しかも、メリー氏が直接相手をして、その席で、飯島氏とSMAPの悪口を言いまくったうえ、「ジュリーをよろしく」と、頭を下げたらしい。

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