〈ただ、今回の件ではこちらの抗議に対するVoice側の対応は確かに速かったのですが、説明してもらった一連の経緯はあまりにお粗末であり、ミスが修正されればそれでいいのか、というモヤモヤした気持ちはずっと残っています。たとえば、ケント・ギルバートにゴーストライターがいるのはまあいいとして、そのライターや編集者にも中国や韓国の問題に関する知識が明らかに不足していること、嫌中・嫌韓本の記述のエビデンスとして挙げられるのが同じく嫌中・嫌韓ネタで売っているブロガーやジャーナリストの発言だったりすること、そういったお手軽なつくりにもかかわらず出版されればかなりの程度売れてしまうこと・・などなど、今回の件はこうした日本の出版界が抱える問題点がたまたま顕在化しただけ、という気もしています。今回の件を通じて、そうした状況に一石が投じられればいいのですが・・〉(梶谷氏のFacebookより)
この梶谷教授の言葉を、版元のPHP研究所、そして出版界はどう受け止めるのだろうか。
(宮島みつや)
最終更新:2016.02.19 10:29