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『ひるおび』恵は“主婦の味方”じゃなかった!? 「オレは育児に向いてない」「育児の何が大変なの?」と無責任発言連発

 なかなか寝付かないで泣き叫ぶ子どもに途方に暮れる母親。一方明日の仕事に差し支えると不満を漏らす夫。ほとんど寝る暇もなく心身ともに疲れきっているのにオムツひとつ交換しない夫。そこには1日中赤ちゃんとだけ過ごす孤独に対する想像力もないし、育児を母親に丸投げしていることにも無自覚だ。これが残念ながら多くの父親の共通認識なのだろう。しかも恵は育児に“協力的”だとの自負があるから尚更だ。

 たとえば13年には『親父の役目 四人目が生まれて思うこと』(マガジンハウス)といった育児本を出版し、風呂やトイレ掃除など家事にも勤しんでいると発言している。また最近でも朝日新聞のインタビューに登場し、当初は積極的でなかった育児を現在はやっていると胸を張る。

「経営者であり典型的な九州男児だった父は子育てにはいっさい関わりませんでした。だから僕も最初はそのスタンスでしたが、長男が生まれ、妻が大変そうだったのを見かね「何か僕に手伝えることない?」と、徐々に育児に参加するように」
「自分の子供にはなるべく寂しい思いをさせたくない気持ちで、今はできる限り4人の子育てを分担しています。実はこれが僕には本当にありがたい時間なんです」(朝日新聞2015年10月12日「育児への参加が「ほっとする瞬間」」より)

「育児を分担している」「手伝う」。昨年巻き起こった家事ハラ問題でも“自分は手伝っている”という男性側の意識が大きな問題とされた。「手伝っている」、つまり家事や育児の主体はあくまで女性であり、男性はその補助をやっていればそれでいいというものだ。恵発言はまさにそうした意識の表れだろう。

 しかも恵は単なる芸能人ではない。『ひるおび!』(TBS)という主婦層をターゲットとした時間帯の情報番組の司会者という立場にもある。社会問題を敏感に扱うはずの人物さえ育児に関してこんな程度の認識──。前述の『NHKスペシャル』は育児や母性を科学的に検証するというドキュメントだったが、浮き彫りにされたのは現代ニッポンの母親と父親の育児に対する“認識格差”。何とも皮肉である。
(伊勢崎馨)

最終更新:2016.02.05 12:40

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