オフィス北野ホームページより
〈「元サヤでめでたしめでたし」なんていってる場合じゃないよな。〉
芸能界、いや日本中を巻き込む騒動に発展したSMAP解散危機だったが、身内の芸能人たちから出て来る言葉は「解散しなくてよかった」などの無難でどうでもいいコメントばかり。彼らと親交があった芸能人たちもまるで何かに怯えたように、事の本質から目を背け続けている。
そんな中、芸能界の重鎮、大物が吠えた。“世界のキタノ”ビートたけしだ。
たけしは「週刊ポスト」(小学館)2月12日号の連載コラム「ビートたけしの21世紀毒談」でSMAP騒動を俎上に上げている。
〈ここ最近、ずっと調子が悪かったフジテレビもあの『スマスマ会見』で最高視聴率37.2%を取ったらしいし、新聞や週刊誌だってガンガン売れたんだろ。SMAPさまさまだよ。〉
SMAP騒動に乗じて商売にするメディアを皮肉るたけしだが、その矛先はフジテレビ、そしてジャニーズ事務所にも向かっていく。
〈だったら、「元サヤでめでたしめでたし」なんていってる場合じゃないよな。フジテレビはジャニーズ事務所に「毎月、いや毎クールでいいから人気グループの分裂騒動を起こしてくれないか」って交渉しにいったほうがいいんじゃないの。次は嵐、その次はTOKIO、その後はV6に関ジャニというようにね。プロレス並みの内紛を仕込んで、ドンドン自作自演で分裂騒動を持ち上げりゃ、CDだって売れるしいいことずくめだよ。〉
国民的アイドルルグープの解散騒動とはいえ、マスコミに取っては所詮商売のタネ。謝罪会見を放映したフジテレビにしても視聴率は取れるわ、事務所もCDが売れるし万々歳。そんな解散騒動なら、どんどんやれ! 騒動とそれに奔走するマスコミをこんな風に皮肉ったたけしだが、その主張はまさに正鵠を射るものだ。