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夜回り先生がジャニーズ幹部に“SMAPを奴隷にしている”と怒りのブログ! 批判を禁句にするテレビの実態も指摘

 水谷氏も前出のブログで、“公開パワハラ謝罪”を放送したフジをこう非難する。

〈もう一つ言いたいことがあります。SMAPの何かわからない謝罪を公的なフジテレビの番組の中で行ったことです。SMAPは、たしかに国民的なアイドルではあるけれど、こんな形での報道は、フジテレビのジャニーズ事務所と組んだ視聴率を取るための手段と言われても返す言葉はないでしょう。卑怯です。フジテレビも。ジャニーズも〉

 さらに、フジの異常さはこれだけではない。なんと社内人事までもがジャニーズ主導で行われているというのだ。

 昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、昨年6月、フジは“飯島派”と見られていた社員を番組の制作現場から排除するため、異動や子会社出向を命じていたという。つまり、ジャニーズの派閥抗争に合わせてフジは人事異動まで行ったのだ。

 本サイトでは何度も言及しているように、今回の騒動は、メリー副社長が娘かわいさからSMAP成功に導いた飯島氏の手腕を疎み、退社に追い込むという極端に感情的な理由から発展した“パワハラ”問題だ。もはやメリー氏は“老害”としか言いようがないが、対するテレビ局は、そんな暴走老人がつくり出した騒動を止めることができないばかりか、共犯者にまで成り下がっているのである。

 こんな体質では、政権批判や権力を監視することなんてできるはずもない。テレビ局が安倍政権の圧力に屈し、支配されている問題は、今回のSMAP報道と地続きであることを忘れてはならない。
(大方 草)

最終更新:2016.01.23 11:36

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