★2位 坂上忍
フジの昼帯で堂々「安保法案大反対」と! 売れても守りに入らない無頼派の面目躍如
再ブレイク以降、テレビに引っ張りだこの坂上忍。普通ならこれで守りに入りそうなものだが、無頼派・坂上はそんなやわじゃなかった。9月18日、『バイキング』(フジテレビ)で、安保法制に対しこう切り込んだのだ。
「(安保法案は)ぼく、大反対なんですね」
「いまの世界情勢など見てると、必要なのかなって気にもなりがちなんだけど、日本も一時、戦争があったときに『お前ら金だけ出して何もやんないのか』って叩かれたときもあったし、でも、逆に言ったらいまだからこそ、武器持たないで憲法9条持ってりゃいいんじゃないの? だって、被爆国なんだから。被爆国にしかできないことあるわけで、いまだからこそ、武器持たない日本でいてほしいなっていうのが強い思いですかね。どちらかと言うと」
いっておくが、これ、BSやラジオでの発言ではない。保守の牙城フジテレビの、自分がMCをつとめる昼の帯番組でここまで踏み込んだのだ。
この発言に当然、生放送のスタジオの空気は凍り付き、共演者たちは巻き込まれまいと目をそらしていたが、坂上はまったく意に介さなかった。さすが、酒・ギャンブルへの愛を堂々と語り、常々「自分の本音を言えないくらいなら干されたっていい」とまで言ってきた無頼派・坂上である。
実際、坂上のこうした主張はその後も続いた。10月10日放送の『池上彰のニュースそうだったのか!! 2時間SP』(テレビ朝日)で、小藪千豊が「民主主義より“ライト独裁”がいい」といった趣旨の発言をした際も、「安保法案のときの採決の仕方なんかは独裁っていったら独裁の匂いもしますからね。あんなやり方」と切り返している。これには普段、ドヤ顔で暴論説教を押しつけている小藪も全く言い返すことができなかった。
実はリベラルには、坂上のような強度のある暴論系の論客がほとんどいない。坂上にはこれから先も政治的発言を続け、保守系暴論をどんどん撃破していってもらいたい。