石田純一オフィシャルサイトより
年末年始は芸能関係の賞の発表が目白押し。すでにレコード大賞と日本有線大賞には三代目J Soul Brothers、M-1にはトレンディエンジェルが選ばれ、これからは各映画賞もどんどん発表されていくはずだ。
だが、そういう業界の馴れ合いで決まる賞とはまったく関係なく、リテラがどうしても表彰してあげたい芸能人たちがいる。
それは、安保法案や同法案をめぐる安倍政権の強硬姿勢に対してはっきりNOの声を上げた俳優、タレント、お笑い芸人、ミュージシャンだ。
日本ではこれまで、芸能人が政治的なイシューにコミットするのは、一種のタブーとされてきた。とくに最近は少しでも政治に関わる発言をすると、ネットで「芸能人のくせに政治の話なんかするな」「反日タレントをテレビに出すな」と炎上。そのタレントが主演しているテレビ局やCMに抗議が殺到する事態となるため、必要以上に発言を自粛する傾向が強くなっている。
ところが、この安保法制をめぐっては、少なくない芸能人がこの空気に抗い、SNSやテレビ、ラジオ、新聞を通じて「NO」の声を上げ、堂々と「日本国憲法を守れ」「9条壊すな」をと主張した。しかも、その中には、これまで政治的な発言を一切したことのないアイドルや大物芸能人も含まれていた。
結局、安保法制は強行採決によって可決されたが、こうした芸能人の動きは、テレビをはじめとするマスメディアが安倍政権のアで「表現の自由」「報道の自由」をどんどん奪われ、ネットがネトウヨや自民党のネトサポに侵食されていく状況の中で、多くの人を勇気づけたはずだ。
そこで、新年の始まり、リテラは「よく言った!大賞」を創設し、この勇気ある芸能人たちを表彰することにした。え? リテラに表彰されても迷惑なだけだって? いや、それはわかっている。わかっているが、それでもやっぱり「よく言った!」と叫び、感謝の気持ちを伝えたい!
ということで前編はいきなり大賞、そして2位から5位の発表だ。