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年末特別企画 リテラの2015年振り返り

AV禁止令、病みツイート、使用済み衣装を売ってお金を…アイドル事件簿ランキング(前編)10〜6位

 AKB48の最年長メンバー・こじはること、小嶋陽菜のこんな発言が話題を呼んだ。「SPA!」(扶桑社)6月9日号のインタビューで後輩メンバーについて語ったもの。

 たしかに、AKBメンバーの病み告白、闇証言は多い。たとえば、NMB48山本彩は総選挙期間中の5月8日、プレッシャーに耐えかねたのか、SNSに「最近、動悸と耳鳴りと幻聴が多いんですけどこれって五月病?(笑)」、「人が居らへんのに数人の会話が聞こえたり部屋で歌声が響いてたり走ってないのに救急車のピーポーピーポーって音が聴こえてきたりする」と、精神科の受診をすすめたくなるような状況を投稿。

 また、渡辺麻友は、主演ドラマ『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)の不振が続く5月、SNSに「不人気」「さよなら」と書き込み、ファンを心配させた。

 病み告白をするのはAKBメンバーに限らず、他のアイドルにも少なくない。握手会、コンサート、レッスンに取材と、大人でも音を上げるような多忙な生活を強いられるうえ、そのスケジュールを学業も両立させながらこなさなくてはいけないアイドルたち。ただでさえ、多感な時期の少女たちである。心の整理がつかず「病んで」しまい、SNSに「闇」を感じさせるコメントを書き込んでしまうアイドルが後を絶たない。

 こじはるが「病んでることがおしゃれ」と指摘するように、意識的に「弱さ」を見せることで「この子を支えたい」とファンに思わせる、一種のブランディグという側面もあるだろう。

 本物の「病み」か「ファッション」か。いずれにしても、大人たちがアイドルたちを過酷な状況に追い込んでいるのは間違いないだろう。アイドルシーンが厳しくなることが予想される来年、アイドルの病みはさらに深刻になるかもしれない。


★8位 濱野智史が衝撃の裏切り発言「アイドルってクソだな」

 濱野智史が、自身のプロデュースするアイドルグループ・PIP(正式名称Platonics Idol Platform)のことを公衆の面前で貶めた。

 濱野といえば、『アーキテクチャの生態系──情報環境はいかに設計されてきたか』(NTT出版)などの著書により気鋭の社会学者・若手批評家として注目されながら、なぜかAKB48、特に、ぱるること島崎遥香にハマってしまいアイドルオタク化。『前田敦子はキリストを超えた』(ちくま新書)という、どうかしてるとしか思えないタイトルの新書を上梓したり、AKBだけでなく地下アイドルのライブにも通いつめるまでになり、そして終いには、好きが高じて14年から前述のPIPを運営、自らアイドルのプロデュースにまで乗り出してしまった男だ。そんな濱野が、9月、トークショーの壇上で10月にメジャーデビューを控えるPIPにこんな言葉を叩き付けた。

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