とにかく、取材すれば取材するほど、複雑な社内事情が出てくるのだが、いずれにしてもこんな状況では、おもしろい誌面を作るどころではないだろう。実際、「週刊朝日」の部数は信じられないくらいに転落しており、事実上の部数は10万部を切っているという説もあるほどだ。
内輪揉めやパワハラをしているエネルギーがあるなら、ひとつでも多くのスクープを取り、良質な誌面作りを目指し、部数低下に歯止めをかけることのほうが先決だろう。右派メディアの跋扈に対抗するためにも「週刊朝日」には、ぜひ頑張ってもらいたいと思うのだが……。
(時田章広)
最終更新:2016.08.05 06:20