「週刊朝日」では、2013年10月、当時編集長だった小境郁也氏が面接にきた女性に対しセクハラ行為を行い、現職編集長としては異例の解雇処分となっている。その後釜が「週刊朝日」初の女性編集長である長友氏だったわけだが、彼女にも同様の疑惑が浮上したということらしい。実際、複数の週刊誌がこの怪文書を入手し、取材を行っているという。
だが、今のところ、どの週刊誌でも記事にはなっていない。いったいこの怪文書の内容は本当なのだろうか。
取材をしてみると、ディテールは多少違っているものの、怪文書に書かれていた「サンデー毎日」との酒宴じたいは実際にあったようだ。
「両誌の編集者に加え、他のマスコミ関係者も参加した合同の飲み会が開かれ、長友編集長も参加していたのはたしかですね」(出版関係者)
また、セクハラ、パワハラの噂もたしかに編集部周辺では流れている。
「噂レベルですが、長友さんのセクハラ、パワハラ話はよく聞きますよね。長友さんが編集長になって、『週刊朝日』の表紙に女子大生だけでなく男子学生を起用することになったんですが、選考の面接で気に入った男子にセクハラ発言をしたなんて噂も流れました」(前出・出版関係者)
だが、一方で、怪文書の内容はあまりに悪意がありすぎるという指摘が多い。たとえば、「サンデー毎日」との酒宴でも酔っ払って、羽目を外していた部分ははあったようだが、セクハラというようなレベルではなかったらしい。
「「サンデー毎日」の関係者や他の参加男性にしなだれかかるようなことはあったし、エロトークもしていたようですが、まあ、それは酔っ払って少し悪ノリしただけ。長友さんはカラオケに行ってもシャウトするようなノリの良さもあるし、酒を飲むとすごくはしゃぐ人なので、結構、誤解されるんですよ、でも、週刊誌業界の人間なら、この程度のノリはみんなあるし、とてもセクハラというようなものじゃない」(「週刊朝日」関係者)
また、表紙に起用する男子大学生の選考面接でのセクハラも、ありえないという。
「たしかに、男子学生を表紙に起用したいと言い出したのは長友さんですが、それは、これまでの男性目線の表紙を変えようという試み。前の編集長が面接のセクハラで失敗してるんですから、さすがに同じ轍は踏まないですよ」(同前)