「週刊朝日」(朝日新聞出版)2015年12月4日増大号
雑誌の世界も最近は世の中の風潮にひきずられてすっかり右傾化。保守系雑誌ばかりが幅を利かせているが、そんな中、安保法制に反対するなど、曲がりなりにもリベラルメディアとしての誌面作りを行っているのが、「週刊朝日」だ。今は子会社である朝日新聞出版が発行元だが、日本で最も歴史が古い朝日新聞の看板雑誌であることに変わりはない。
だが、最近、その「週刊朝日」をめぐる怪文書がばらまかれ、マスコミ関係者の間で密かに話題になっている。
〈日本で最も歴史が長い、格式高い勝手に自負する週刊誌。週刊朝日。
ハシシタ問題、小境前編集長のセクハラ問題で、風前のともしび。そこに乗り込んだ長友佐波子編集長。週刊朝日女性初の編集長と鳴り物入りでだ。だが、部数、売り上げ、激減。目も当てられない状況〉
こんな文章で始まる怪文書なのだが、続けて書かれていたのが、その「週刊朝日」長友編集長のセクハラを指摘する誹謗中傷だった。
それによれば「週刊朝日」と「サンデー毎日」編集部が合同で宴会を開いた際、長友氏が「サンデー毎日」の編集長に対し、絡んでエロトークを繰り広げたと記されている。
〈酒好きで知られる、長友編集長。
実は、酒乱でもある。ぬあんと、同席していたサンデー毎日T編集長にからみだした。
酔っぱらい、エロトークを爆発させる。長友編集長。
『週に5日はやらないと欲求が満たされない』
『ガンガンやってくれないと、いけないの』『騎乗位が一番よ』
と店内に響く大声でひとり、下品に騒ぐ長友編集長(略)
自らの太ももを乗せ、抱きつこうとし、やらせろとまで迫る勢い〉
それだけではない。長友氏のセクハラ、パワハラはよく知られた話で、デスクたちもそれを見習って、セクハラ、パワハラを日常的に行っているなどと書かれている。