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女子挺身隊と慰安婦の混同も…慰安婦「誤報」の元祖は朝日新聞でなく産経新聞だった! 阿比留記者また赤っ恥

 しかも阿比留記者は反省もないようで、2週にわたる本サイトの記事について「リテラには酷い書かれようだった」と社内で漏らしているという。ならば、勉強不足の阿比留記者にもうひとつ重要な情報を教えてあげよう。

『誰も書かなかった韓国』(サンケイ新聞社出版局)


 ここに1冊の本がある。ジャーナリストの佐藤早苗氏が書いた『誰も書かなかった韓国』という本だ。表紙には編集部からのこんな言葉が刷られている。〈朴大統領狙撃事件以来、韓国民衆の対日感情は極度に悪化した。韓国人の胸には、多少の差はあっても、反日の感情はくすぶっていたはずである。(中略)この際、われわれは「反日」の根本原因を究明し、正すべきものは正さなければならないだろう〉。

 当時の韓国のありのままの姿を描くことで反日に原点を考える、というのが出版の意図だという。1974(昭和49)年10月30日初版発行。版元には「サンケイ新聞社出版局」とある。そう、当時の産経は「サンケイ」と片仮名表記だったのだ。

 そのサンケイが満を持して世に問うたこの1冊に〈「女子挺身隊」という慰安婦〉という一項目が設けられているのである。当時、韓国で発行された林原国著『女子挺身隊』を引用するかたちで慰安婦の実態を描いているのだ。

〈韓国出身の女子挺身隊員たちはトラックに積まれて戦地の部隊駐屯地に連れて来られ、毛布などで間仕切りをしたテントに分配されたという。女子挺身隊すなわち慰安婦たちを待ちかまえていた欲求不満の兵隊たちは、どっとテントの前に行列を作ってイライラしながら順番を待つ。そのさまは、公衆便所の前に並んだ男たちであった〉

〈娘たちは、下着を脱いだりつけたりする余裕などなく、羞恥心さえもなくなり、ただ天井に向かってワラ人形のようにぐったりと身動きひとつできなかった。いれかわりたちかわり荒くれた兵隊たちに酷使されているうちに、彼女たちの下半身はだんだん血に染まっていき、欲望を満たそうと足ぶみしている兵隊たちの行列の三分の一も終わらないうちに、彼女たちは医務室に担ぎこまれたという〉

〈こういった、言葉などではとても表現できないような、のろわしい体験を持つ女性たちが、韓国のあちこちに、消すことのできない過去を背負っていまも生きているのだ〉

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