しかも石田は、安倍晋三首相とは同い年であるという縁から古くからの友だちで、安倍が衆議院選挙に初出馬した際も石田は応援演説を行っているほどだ。だが、昨年のスポーツ報知のインタビューでは、安倍との最近の仲について、このように語っていた。
「最近は集団的自衛権の行使で、僕らはちょっとプンプンなんですけど。リベラルでありたいですからね」
これはまさに、スピーチで言ったことと同じ。石田は「たとえ友だちでも間違っていることには間違っているとちゃんと言わなきゃおかしい!」と話したが、きょうの“戦争反対”という石田のメッセージは、国会内にいる友人の安倍首相に向かって叫んだのかもしれない。
石田はスピーチの最後を、「絶対に、われわれは誇るべき平和を、ずーっと戦後70年、80年、100年、つづけていこうではありませんか!」と結んだ。友人からのこの言葉に、安倍首相は耳を傾けるべきではないだろうか。
(編集部)
最終更新:2020.08.23 07:27