自由民主党HPより
昨日、本サイトがスクープでお伝えしたように、本日、安倍晋三首相が『情報ライブ ミヤネ屋』に生出演した。その内容は予想通り、完全な礼賛番組。安保法制に疑問をぶつけるどころか、司会の宮根誠司はじめ、日本テレビの青山和弘、読売テレビの春川正明らが、「(集団的自衛権は)憲法のなかに入ってるんですね」「徴兵制なんてあり得ないですよね」などと寄ってたかって安倍首相をフォロー。評論家の手嶋龍一にいたっては「総理のアメリカ議会での演説はすばらしかった」などと絶賛してみせるという、ヒドい有り様だった。
しかも、『ミヤネ屋』の収録は大阪・読売テレビで行われるため、安倍首相はわざわざ大阪入りして出演。『ミヤネ屋』のあとは、安倍応援番組というべき『そこまで言って委員会NP』(東京ではネットなし)の収録に参加する予定だが、この状況にネット上では「こんな大事なときに国会サボって、なぜ『ミヤネ屋』?」「ちゃんと国会に出ろ!」と怒りの声が広がっている。
だが、じつは安倍首相の国会サボリはいまにはじまった話ではない。「国民に丁寧に説明する」という言葉とは裏腹に、安保法制が衆議院、参議院で審議入りしてから、安倍首相の特別委員会出席率はとても低い。
まず、衆議院では5月26日に審議入りした安保法制だが、平和安全法制に関する特別委員会は7月の強行採決まで計21回(6月3日の流会は含まず)行われている。このうち安倍首相が出席したのは、なんとたったの7回。また、7月27日から安保法制が審議入りした参議院での特別委は、本日4日まで計15回開かれ、こちらも安倍首相が出席したのは約半分の7回という数字だ。
この体たらくに山本太郎議員は8月21日の特別委で「もっと委員会に出席すべき」「審議の最中なのに、一番この法案を通したい人が出席していない。誰も納得しません」と安倍首相に直接問いただしたが、安倍首相の返答は「委員会の運営において、私は要請に応じないといけない。総理として大所高所から意見を求められた時には出席します。総理として様々な委員会があり、同時にこの法案には担当大臣がおりますので」(スポーツ報知より)。