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橋下徹の新党結成の裏に安倍、菅との密約が! その先にある辛坊治郎大阪市長、橋下総理大臣という恐怖のシナリオ

 また、11月の大阪ダブル選挙では、市長選に橋下市長の盟友・辛坊治郎を擁立する計画を着々と進めているという。

「府知事選には松井が立ち、市長選には辛坊治郎、辛坊が無理な場合はたむらけんじ、というのが橋下の計画でしょう。辛坊かたむけん、このどちらかに候補が決まれば、ダブル選挙は両方とも橋下側が勝つ。さらに来年の参院選では、橋下市長自身は出ないものの、事実上は党首としてすべての候補の応援演説にかけつけるでしょうから、かなりの議席をとる」(前出・政治評論家)

 しかも、その後にはもっとおそろしい事態が起こるかもしれない。橋下新党は参院選後には与党に合流し、自公、維新で参院でも憲法改正の発議に必要な3分の2を確保する。そして、どこかのタイミングで橋下自ら国政選挙に出馬し、最終的にはポスト安倍として総理大臣になるシナリオが用意されているというのだ。

 実際、6月の安倍首相との会談ではそのことまで踏み込んで話し合われたのではないか、という見方がある。前出の政治評論家が話す。

「あの橋下の変わりようを見ていると、相当なことを言われたとしか思えない。一説には、安倍さんが橋下市長に『私が種をまくからあなたの手で9条改憲をしてほしい』とまで言った、なんて情報もある」

 だが、これはあながち妄想とも言いきれないだろう。実際、こんな詐欺的な手のひら返しをしたにもかかわらず、メディアはそのことをほとんど批判しないどころか、“橋下劇場第2幕”などと称して、再び礼賛報道を展開しようとしている。

 橋下フィーバーが再び起きれば、強権支配の継続、そして憲法改正をもくろむ安倍首相と合体し、そのまま後継指名を受ける可能性は十分ある。

 橋下市長は8月30日に行われた史上最大規模の安保法制反対デモに対し、「日本の有権者数は1億人。国会前のデモはそのうちの何パーセントなんだ? ほぼ数字にならないくらいだろう。こんな人数のデモで国家の意思が決定されるなら、サザンのコンサートで意思決定する方がよっぽど民主主義だ」などと批判した。

 日本がこんな人物に支配される日がほんとうにやってくるかもしれない。
(野尻民夫)

最終更新:2016.06.21 07:32

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