長州力や藤波辰爾といったプロレス関係者や深田恭子といった「有名人との写真を見せて強力なコネがあるとアピールするので、信用してしまった」と赤塚氏は語る。
いずれはTAIJIと結婚して家庭に入ることを考えていた赤塚氏は、その女性にTAIJIのマネージャーを依頼。面倒を見てもらうことになるのだが、その後、二人に対するマネージャー女史の態度は豹変していく。〈とにかく人の悪口をいう人〉になっていき、そんな態度にTAIJIも〈嫌悪感を抱くようになった〉という。彼女のことを「話がコロコロ変わる」「自分のエゴだけで生きている」と評するようになった。
しかも、彼女は〈TAIJIをあちこちに引き回していたが、給料は一円も支払っていなかった〉という。
そんな状況であったことから、当然、マネージャー女史とTAIJIとの関係は悪化の一途をたどり、このサイパン行きの前にも大喧嘩。TAIJIは「これが最後、もう仕事をしない」と赤塚氏にマネージャー女史との関係の終わりを語っていたという。
TAIJIがサイパン行きの機内で暴行事件を起こした旨は先述したが、以上の話から予想できる通り、その諍いの相手は問題のマネージャー女史だった。
ただ、話はここから異様な展開を見せる。なんと、逮捕拘留中だった時期も、意識不明状態だった時期も、TAIJIから赤塚氏のもとにメールが届き続けていたのだというのだ。
その一連のメールはこのようなものだった。
〈プレゼント:クレジットカードで払った場所どこだっけ(中略)返金してください。他にもかなり使ってしまい訴えられたら犯罪になる〉
〈神様が来ます。振り込み頼むね。口座開いてください。他にもありましたらまとめて神様に電話して天罰が当たります僕たちは。電話して神様に謝りなさい頼むね〉
〈クレジットカード請求77万円でした。なんとも。。。ともみさんは逆切れ?〉
さらには、〈市川市の実家の住所調べてすぐ連絡ください〉とのメールから、15回にわたりTAIJIの実家の住所を教えるよう要求するメールが届いたという。