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制服向上委員会インタビュー「彼女たちは操り人形なのか!?」(後)

制服向上委員会が安倍首相を「恥ずかしい」と一刀両断! 口をつぐむ有名人たちにも「怖じ気づかないで」と叱咤!

 木梨 あとはやっぱり、制服向上委員会としての活動のなかで学ぶことも多いですね。最近では、プラン・ジャパンという国際NGO団体が制作した映画(『Girl Rising~私が決める、私の未来~』)を観て、発展途上国の女の子の現状を知ったり、戦後70年広島・長崎原爆展に行って実際に被爆された方のお話を聞いたり、岩波ホールで上映された『沖縄・うりずんの雨』を観て沖縄の戦争の歴史を学んだりしました。あとは、自分から進んで新聞やニュースをチェックするようになったかな。

 齋藤(優) 私は主に本ですね。いまは、『日本国憲法を口語訳してみたら』(幻冬舎)を読んでいます。憲法って、原文で読むとすごく難しいんですよね。あと、こういう本で一から勉強して現状は分かっても、戦後70年の流れとか、戦争中の話とかは分からないので、そういったことも勉強していきたいですね。

 西野 やっぱり少しでも知識があるとすごく変わるんですよね。正直、最初はデモもただ行ってるだけだったんですよ。でも、言っていることが分かるようになってからはすごく楽しくなりました。

 齋藤(乃) 前はシュプレヒコールとか「これ言ってもいいのかな?」と思ってたんですけど、いまでは、みんなが一緒の思いで、一緒に歩いて訴えてるってすごい格好いい!って思います。

 西野 前までは怖くて、絶対一人じゃデモに行けなかったけど、いまは一人でも行けますね。

 齋藤(優) ごめん。私は一人じゃ無理かも(笑)寂しくなっちゃう(笑)

 他全員 え~~~~~(笑)

――デモに対する思いはわかりましたが、でも、みなさんは歌やダンスがやりたくてアイドルになろうと思ったんですよね? テレビの歌番組やバラエティにたくさん出ているAKB48などのアイドルが羨ましくなったりはしない? 

 齋藤(優) ならないですね。自分たちのグループのメッセージとして、脱原発だとか戦争法案反対だとかを歌っているわけなので。もしもそういった歌を歌える場所がなくなってしまったのだとしたら不満に感じると思いますけど。

 木梨 唯一羨ましいとしたら、やはり、歌う活動の場がAKBさんの方が広いということですね。歌っている曲の内容に関しては何も羨ましいとは思いませんけど、私たちにもAKBさんが歌っているような青春ソングもラブソングもあるので。でも、AKBさんの方が露出媒体が多いし、テレビでも歌えるというのはありますよね。

 齋藤(優) でも、テレビではなくとも、私たちには自分たちの歌を歌える場所があります。もしもテレビに出るために、脱原発の歌を歌えないとなるぐらいなら、私はテレビなんか出たくないです。

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