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作家の石田衣良が病気をきっかけにハロヲタに! 男は弱ったときにアイドルにハマる?

 石田氏は、モーニング娘。のみならず、他のハロプロのグループにも手を伸ばしていき、なんと、今年活動休止したBerryz工房の楽曲まですべて聴いたという。

 これには、(アイドルオタクとしては)先輩である、朝井氏・柚木氏の二人も「最強の「援軍」が来た!」と驚く。

 石田氏のつんく♂がつくりだす楽曲に対するホレ具合は相当なもの。賛辞の言葉が止まらない。

「ハロプロは音楽的に素晴らしいですよ。昭和の歌謡曲では筒美京平が作曲家として飛び抜けていたんだけど、平成で見てみると、やっぱりつんく♂さんしかいない」

 彼のように、音楽からアイドルにハマる層のことを、オタクの専門用語で「楽曲派」と呼ぶ。往々にして、これまではアイドルではなく洋楽などを聴いてきた人たちが、ある日突然アイドルにハマり、「自分は「曲」が好きなんであって「アイドル」が好きなわけじゃない」と変に言い訳をしてしまう態度のことを揶揄した言葉だ。

 アイドルにハマっているのに「楽曲だけ」が好きなんて態度のままで通し続けられるわけはない。実際、石田氏も「じゃあじゃあ、石田先生は誰が“推し”ですか?」と聞かれると、オタク全開で話し続けてしまうのだった。

「僕はモーニングだと鞘師(里保)さん。センターで、スキルのある人が好きみたいなんだよね。だから、Berryzでは夏焼(雅)さん」
「アンジュルムはめいめい(田村芽実)、Juice=Juiceはかりんちゃん(宮本佳林)。℃-uteではやっぱり萩原(舞)さんかな」
「萩原さんは完全にルックスの好みです」

 あの石田衣良の発言とは容易には信じがたいヲタトークである。ある日突然、病魔に襲われたことでこんなことにはなってしまうとは……。

 しかし、石田衣良のように、身体や心が弱ったときにアイドルにハマってしまう事例は決して珍しくない。むしろ、「人は弱っているときにアイドルにハマりやすい」。

 吉田豪氏もその説を唱えるひとり。『サブカル・スーパースター鬱伝』(徳間書店)では、杉作J太郎のインタビューにて、鬱になっていた時期にモーニング娘。によって救われたエピソードを聞き出している。

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