そういう意味でも、26歳の舞がいま、妹との確執を自らの口で語り、公表できたということは、長年抱えていた複雑な思いをようやく乗り越えたということではないか。それは現在のタレントとしてのブレイク、そして舞がようやく確立できた自身への自己肯定や自信と無関係ではないだろう。
そしてもうひとつ大きかったのは、母親の死だという。11年に逝去した母・匡子さんはフィギュアに打ち込む浅田姉妹を全面的にバックアップするなど、姉妹にとってはあまりに大きな存在だった。
「こういう言い方はおかしいのかもしれませんが、母を失ってしまったことで、お互いを支え合っていこう、という気持ちになれましたし、より姉妹の絆が強くなったと思っています」(前出「女性自身」より)
これまでの“見せかけ”の仲ではなく、本当の姉妹関係が始まるのかもしれない。
(林グンマ)
最終更新:2017.12.23 06:47