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少年犯罪の凶悪化は嘘、昔のほうが酷かった! 中学生の連続爆破、小学生同士の殺人も

 ──いかがだっただろうか。結局、昨今の少年犯罪の「凶悪化」という言説は、たんなる印象論であると考えるのが自然だ。あるいは、少年法の厳罰化を目的とする、一種の政治的な恣意性によって誘導されているとも考えられる。

 というのも、稲田氏のような極右保守政治家は、家父長制の復権、上意下達的な共同体の再構築を思想として掲げているからだ。その大義となっているのが“家族崩壊”という問題提起で、これをもっとも端的にアピールすることができるのが、少年・少女たちの非行、ひいては未成年犯罪の「凶悪化」なのである。もちろん、その最終的目標は、国民の“臣民化”に他ならない。

 極右イデオロギーのため少年犯罪を出しに使う言説に、騙されてはいけない。
(梶田陽介)

最終更新:2017.12.19 10:09

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